シンプルデザインのロレックス(ROLEX)。ビジネスにもカジュアルにも品を与えてくれる普段使いの相棒

取材日: 2017年11月24日

取材・文/ミューゼオ・スクエア編集部

シンプルデザインのロレックス(ROLEX)。ビジネスにもカジュアルにも品を与えてくれる普段使いの相棒_image

機械式時計ブランドの中では抜群の知名度を誇るロレックス。エクスプローラーなどスポーツモデルが人気なブランドですが、ミューゼオ・スクエア編集長の成松は、エアキングやデイトジャストをはじめとするシンプルな時計にロレックスらしさを感じているようです。

シンプルデザインの時計にロレックスらしさを感じる

MuuseoSquareイメージ

ロレックスの代表モデルと言えば、エクスプローラーやサブマリーナなどのスポーツモデルだろう。販売店の売れ筋に名を連ねるのはスポーツモデルが多い。デイトナに至っては入荷が少ないうえに入荷しても即座に売れてしまうため、販売店をはしごして回る人もいるほど人気があるようだ。

ロレックスは世界最高峰の頂上から海洋最深部に到るまで、世界中の探検家や達成者に常に寄り添ってきた。そういった歴史的なエピソードがスポーツモデルの人気に拍車をかけているのだろう。

ロレックス(ROLEXとは)

1905年、24歳のハンス・ウイルスドルフによって創業。1910年、ロレックスの時計はビエンヌにあるスイスクロノメーター歩度公認検定局から腕時計として初めてクロノメーターの公式証明書を獲得する。1926年にはブランドの代名詞と言える防水性と防塵性を備えるオイスターケースを発明した。1945年には、ダイアルの小窓に日付を表示する初の自動巻腕時計であるデイトジャストが誕生。ロレックスの代表モデルであるエクスプローラーとサブマリーナは1953年に開発される。ムーブメントの製造から部品の鋳造まで、時計に必要なすべての部品のデザイン・開発・製造を自社内で行っている。

ロレックス公式サイト

僕もスポーツモデルはGMTマスターとミルガウスの2本を所有している。とても気に入っているのだが、よりロレックスらしさが現れているのが、エアキングやデイトジャストをはじめとするロレックスの中でもシンプルなデザインの腕時計なのではないかと思っている。

自然と手が伸びる安心感

毎朝、その日の装いを決める時にいつも心がけているマイルールがある。それは、色のトーンを合わせること。身につけたいアイテムがネイビーなら、全体の装いもネイビーで統一する。温かみのある緑のツイードジャケットを着る時には、緑と相性の良い茶色で色のバランスをとる。すると、柄のシャツなど癖の強いアイテムを身につけてもすんなりと馴染む。

色のトーンを合わせる時に重要なのが小物。装いがバチっと決まると仕事も捗る分、小物にも手は抜きたくない。さて、時計はなにをつけようかと悩んだ時にスッと手が伸びる時計がロレックス。

ロレックスのシンプルフェイスな見た目の時計は3本持っているが、全て「時計を書いてみて」と言われたら絵にかけるような時計だ。自然と手が伸びてしまうのは、きっと普遍的で中庸なデザインだからだろう。

オイスターパーペチュアル エアキング

オイスターパーペチュアル エアキング

2014年以前までのエアキングは、ロレックスの時計の中では珍しくダイヤルカラーを選べたモデル。僕が所有するエアキングの文字盤は少し変わっていてピンク色。銅の色みが残るピンク色は、オールデンの茶色の靴にとてもよく合う。購入した時からお気に入りの組み合わせだ。

2016年に新しくなったエアキングは、ケース径は40mmと大きくなり、インデックスにもアラビア文字が多く使用されてよりパイロットウォッチらしい見た目になった。これはこれでかっこいいと思う。

オイスター スピードキング

オイスター スピードキング

オイスターパーペチュアルデイトジャスト

オイスターパーペチュアルデイトジャスト

かつて、ロレックスには旧エアキングのようにベーシックなデザインのものが数多く存在していた。スピードキングもその一つ。スピードキングとは基本的にカレンダーの付かないボーイズサイズのモデルに付けられたペットネームと言われている。ボーイズサイズだけあって可愛らしく、すごく軽い。つけているのを忘れてしまうくらいなので、リラックスしたい日に愛用している。

オイスターパーペチュアルデイトジャストは、所有する3本の中でもっとも最後に購入した時計。ぱっと見、以前紹介したIWCのマーク11と被る。ダイヤルも黒なのでなおさら。マーク11はパイロットウォッチを出自としているためか、少々無骨な雰囲気を漂わせるので普段使いとしてはデイトジャストが扱いやすい。エアキング、スピードキング、デイトジャストの3本が揃ったおかげで、全方位死角なしといった感じだ。


ロレックスを普段使い用にするなんて・・・という声が聞こえてきそうだが、アンティークウォッチとして購入するならばいわゆるスポーツモデルと比べると価格は3割〜5割ほど安い(2017年12月現在)。加えて、ロレックスを普段使いで選ぶのにはもう一つ理由がある。数多く市場に流通しており、補修パーツが豊富にあるためだ。万が一動かなくなったとしても修理して使い続けることができる。長く使い続けられるところにロレックスのロレックスたる所以があるのだと思う。

パーツではなく全体のバランス。ロレックスの品のよさの理由

デザインの良さはパーツごとのディテールでは測れない。なぜジャガーの車が素敵なのかという話をした時に、「タイヤのネジが美しいんです」という人はあまりいないだろう。

インデックスを1mm単位でどこに配置するとか、文字盤の色味とか、細かい調整を重ねた結果として仕上がった普遍的な美しい見た目。シンプルだからこそ、面の裁ち方が綺麗で細部までよく作り上げられていることがわかる。

これまで機械式時計のパイオニアとして積み重ねてきたデザインセンスと、バランス感覚が凝縮されているのがロレックスだと思う。小手先ではない上品さがある。

MuuseoSquareイメージ

シンプルフェイスな機械式時計はビジネスの場でとても役に立つ。カジュアルな装いには適度な品を与えてくれる。装いを決める時に、意識せずともスッと手が伸びる安心感のある相棒。どんなシーンにも対応できる1本があると、普段通りのコンディションに整う気がして心強い。

ーおわりー

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