生地にもディテールにも確かな「理由」 と「思い」がある「Classic Norfolk Jacket」がついに完成

生地にもディテールにも確かな「理由」 と「思い」がある「Classic Norfolk Jacket」がついに完成_image

取材・文/飯野高広
写真/新澤遥

尾州で最も古い歴史を持つ毛織物メーカー「国島」代表・伊藤核太郎さんと、国内外に熱狂的なファンがいるクラシックファッションブランド「ADJUSTABLE COSTUME(アジャスタブルコスチューム)」オーナー兼デザイナー・小高一樹さんのおふたりがタッグを組んだ、Muuseo Factoryコラボレーション企画「Classic Norfolk Jacket」。

日本の羊飼いの熱い思いに共感し立ち上げた国島のプロジェクト「The J.SHEPHERDS」に別注した純国産ツイードを使用し、小高さんのデザインで作製されたノーフォークジャケットがついに完成しました!

今回は、服飾ジャーナリストの飯野高広さんが小高さんに取材し、こだわり抜いたデザインやディテール、このプロジェクトにかけた思いをお届けします。

様々な人の暖かな思いが込められた、限定ノーフォークジャケット

MuuseoSquareイメージ

国産羊毛を用いてどっしりと、そして羊飼いの方々や上工程の方など関わった全ての人の思いもぎっしり詰まって織られる国島株式会社(以下「国島」)のJ.SHEPHERDSシリーズ。その開発経緯は前回の記事で詳しくご紹介申し上げた。

「厚くて重い」生地に並々ならぬこだわりを持ち、一つ一つの作品にある種のロマンを封じ込めずにはいられないADJUSTABLE COSTUMEの小高氏が、このシリーズに惚れ込んだのは当然だろう。そして彼が別注を掛けてまでこの生地で作りたかったのが、このプロジェクトたるノーフォークジャケットである。

初めて見て手に触れた瞬間、小高氏は織りたい色柄と服のイメージが輝くように閃き、ジャケットの完成まで全く妥協なく勢い良く辿り着けたそうだ。今回はその特徴やMuuseo Factory限定バージョンならではのディテール、更には彼がこの服に込めた思いやブランドの精神までご紹介申し上げたいと思う。が、そもそも「ノーフォークジャケット」とは一体どのような服なのか?ここから解説せねば話が始まらない。またまた回り道になるかもだが、何卒お許し願いたい。

厳格な表情とは裏腹に「自由度」は高い

今日いうところの「ノーフォークジャケット」、その原型は1870年代にイギリスで登場したとされる。名称の由来は二説あるようで、一つは初めて着用した人=ノーフォーク公から来たとするもの。もう一つは、初めて着用された地域=ノーフォーク州から来たとするものだ。出現はちょうど、「ラウンジスーツ(こちらは今日のスーツの原点)」が、徐々に屋外着としての地位を固め始めた時期と重なる。

このラウンジスーツなるもの、ジャケット・トラウザーズ・ウェストコートが全て同じ素材・同じ色柄で揃えられているが故に、当初はあくまで「簡略服」と見なされていた。支持が広がったのはコーディネートが一気に楽になったから、そして、ジャケットの着丈が尻を隠す程度にまで短くなったことで、従来の膝丈のもの=モーニングやフロックコートそれに燕尾服に比べ機動性が一気に高まったから。休日のスポーツ向けの上着にもこの丈が求められノーフォークジャケットとしてデビューしたのは、言わば自然の成り行きだった。

MuuseoSquareイメージ

ただしノーフォークジャケットには厳密な定義が、実は存在しない。ラウンジスーツの上着ですら細かなデザインがまだ試行錯誤真っただ中のタイミングに生まれた一方で、後年には特定のスポーツに的を絞りディテールを最適化したジャケットも登場したからと推察される。生地はツイード系が主流で、少なくとも横方向にグルリと周りフィット感の微調整を可能とする共地のベルト、腕を動かし易くすべく後身頃に付くマチ=アクションプリーツ、収納力が格段に優れた腰のアコーディオンポケット……、お約束はせいぜいその程度。胸ボタンの数や襟の形状、それにフロントカット(身頃裾のカット)などは自由度の高いまま今日に至っている。

とは言え狩猟や乗馬、それにゴルフまで含めた多様なカントリースポーツで役に立つディテールが満載なのも事実。この種の「現場で役に立つ」実直な設計が、「美しさ」より常に先行してしまう点こそイギリス起源の紳士服全般の最強の魅力であり、ノーフォークジャケットが今日まで生き残れている理由もそこにある。細かな仕様がどうであれ、表情に原点・原典ならではの無骨さというか威厳や迫力、それに説得力が宿るからか、特にアングロマニア的な発想や趣味の持ち主には、時代を超えて憧れのジャケットであり続けている。

古の名作の機能美イイトコ取り!

MuuseoSquareイメージ

そんなノーフォークジャケット、もちろんADJUSTABLE COSTUMEでも以前からリリースされている。代表の小高氏が保有する1920年代から40年代のコレクションから、彼が「これは!」と感動した要素を選抜して構成されたもので、キーパーズツイードやアイラツイードなど登場時期で種類こそ異なれど、いずれも時流に逆らうかのような超ヘビー級の生地を用いているのが特徴。内外の多くのファンから高い支持を得てきたのみならず、なんと海外では模倣品も存在するらしい。「生地のチョイスも含め完成度は大分劣るみたいですが……。まあ、パクられてなんぼなのかも?」小高氏はこうニヤリと笑えるまでの自信作なのだ。

今回のJ.SHEPHERDS別注生地を用いた一着も、基本的には従来のモデルの意匠を引き継いでいる。かなりマニアックになるが、機能美満載のこれらを細かく見てゆこう。

MuuseoSquareイメージ

MuuseoSquareイメージ

1:襟

今日ではコートに多く用いられる「バルマカーンカラー」を採用。ただし台襟の付いた二枚構造の「月襟仕様」にすることで、襟の首への吸い付きを高め、着用時の重量感の軽減を図っている。
また、裏面もカラークロスではなく同じ生地の「共布仕様」とすることで、襟の立体感が増し、襟を立てざるを得ない時でも見栄えが良く、防寒・防風機能も高まる。

2:フロントカット

カーブの付かない「スクエアカット」とすることで、ジャケット的にもハーフコート的にも着用を可能にしている。汎用性を考慮した、何気にありがたいディテールだ。

3:胸ボタン

MuuseoSquareイメージ

この種のジャケットで現在主流の3つや4つではなく、ノーフォークジャケット登場時には多く見られた5つ仕様とすることで、この服が持つ古典性に敬意を払っている。

4:グローブポケット

左右の縦ベルトの胸元に付いた小さなポケット。実際には車の鍵程度の小さなものしか入らないが、あると何かと便利で、このジャケットのデザイン上のアクセントにもなっている。これを採用しているノーフォークジャケットは今日では極めて稀で、既製品ではまずお目に掛かれない!

5:ベルト

横ベルトは前後にグルッと一周し、着脱も可能。ノーフォークジャケットでは大抵、これを後身頃は縫い叩いて固定するが、フリー仕様のほうがフィット感の微調整は明らかに行いやすい。前部は2つのボタンで固定できる。
また前・後双方に一対ガッチリ付いた縦ベルトが、きちんとベルトループ的な役割を果たしている点も見逃せない。

6:腰ポケット

MuuseoSquareイメージ

MuuseoSquareイメージ

蓋が斜めに付くハッキングポケット仕様なので、特に着座時に手を入れやすい。乗馬時にノーフォークジャケットが着られた名残であり、その角度のみならず、蓋の下縁の曲線が背側と腹側で微妙に異なっている点にも小高氏のセンスが感じられる。
下部は袋部が表出しのアコーディオンポケット、それも日本で多く見る「マチ付き仕様」ではなく、英国の製品に多い「額縁仕様」で処理されている。パッと見は簡略化されたような構造だが、後者の方が中にものを入れた時に膨らみがいびつになり難い。

7:アクションプリーツ

MuuseoSquareイメージ

一般的な後身頃の両脇に付くものではなく、背中心の襟元にかなり近い位置から折り込まれた、非常に深いインバーテッドプリーツ仕様を採用している。プリーツの開始点はなんとなくのデザインで決めたものではない。身体構造を探究して決めた位置なので、とにかく腕の動きが快適。
また、横ベルト付近でプリーツをいったん閉じることで、ジャケット全体のメリハリのあるシルエットと重量感の軽減の双方を実現させている。肩・首・背骨そして腰で重さを分散して受け止める構造になるので、長時間着ていても疲れにくいのだ。
そしてプリーツ、つまりヴェントとは異なり切れ込んではいないので、雨風が入るのを最小限に防げる点も魅力。裏地もこの周辺は敢えて縫い付けにはせず、「フラシ仕様」とすることで着用時のツレを未然に防ぐなど、細かな配慮にも余念がない。

8:袖裾

MuuseoSquareイメージ

古典的な切り返し仕様の袖裾には、完全独立型のボタン式スリーブストラップが付き、雨風の吹き込みを最小限に抑えられる。近くにある腰ポケットの曲線と形状が喧嘩していない点も流石!完全独立タイプなので、使用後くれぐれも失くさないようご注意を。

9:裏地の胸部

MuuseoSquareイメージ

胸周りは古のジャケットやモーニング・燕尾服には多く見られた「縫い叩き刺繍」で仕上げている。芯地とライニングをこのように縫い上げることで、縫い糸が多く入った分ハリが出て胸周りのサポート力を高め、シルエットを立体的にする効果が絶大なのだ。かつてはこの刺繡の模様の違いで、誰が縫ったかが直ぐに判明できたらしい。単に美しいだけではない、機能美の結晶!

限定バージョンならではの仕様も充実!

とまあ、この段階で既に満腹感の高いADJUSTABLE COSTUMEのノーフォークジャケット。しかし今回のMuuseo Factory限定バージョンは、それに追い打ちを掛けるような(笑)以下の仕様を加え、いっそう嗜好性の高い作品となっている。

A:ピーコック柄の胴裏地

MuuseoSquareイメージ

ノーマルバージョンは無地だが、こちらには茶と黒の糸で交織させた、ヴィンテージ感の高い華やかなものを採用した。単色ではないので光の具合で色味が絶妙に変化して見えるのが、持ち主だけが味わえる密やかな楽しみ!ちなみに袖裏地はノーマル・限定バージョンともに胴裏地とは別の縞柄で、英国のビスポーク品と同じ意匠である。

B:バスケットボタン(クルミボタン)

MuuseoSquareイメージ

ノーマルバージョンはナットボタンだが、こちらはカントリー的な要素がより濃く出る牛革製とした。ついつい選びがちなこげ茶ではなく、やや明るめな茶色としているのがポイント。既に軽く艶出しされているが、どのように経年変化するかが楽しみでならない。

C:横ベルトの「裏側」

MuuseoSquareイメージ

なんと限定バージョンにのみ、ベルトの裏に今回のADJUSTABLE COSTUME別注生地のネームが入ったセルヴィッジが付く!国島の生地は高密度に織られているためか、セルヴィッジに刻まれる文字が非常に美しいことは生地業界では世界的に有名。前回の記事でお話し申し上げた通り、良い意味で今後全く同じものが作れるとは限らない生地なので、このディテールだけでも非常に価値があるものになりそうだ。

D:羊のモチーフのアクセサリー

MuuseoSquareイメージ

こちらも限定バージョンのみの特権。小高氏のご友人が主宰するアクセサリーブランド「SOLID DESIGN」の作で、小さいながら非常に精密に作られており、生地とジャケットを絶妙に引き立ててくれる。お守りみたいな存在になってくれそう!

そしてやっぱり、「馴染む」生地が最大の魅力!

MuuseoSquareイメージ

「でも、今回のノーフォークジャケットの最強ポイントは、誰が何と言おうと国島さんのこの生地ですよこの生地!」小高氏はまたしても満足そうな笑みを浮かべた。「自分がシェトランド諸島の博物館で見て魂が震えあがった古のツイードをそのまま、いやそれ以上の形で再現していただけたのですから」J.SHEPHERDSの生地が誕生するまでの羊飼いの方々や各工程の企画者や職人の皆さんの暖かな思いをより美しく開花させるには、同様に多くの人の試行錯誤を繰り返して今に至るノーフォークジャケットの波長が最適……。企画から完成まで一気呵成に進められたのは、この生地が持つ無二のパワーのお陰だと彼は断言する。

写真だけが頼りだった生地のデザインも、数回の僅かな修正だけでイメージ通りに仕上がった。この辺りは今日ではコンピューターが大活躍する訳だが、それでも「ディスプレイ上の想定」と実際に織り上がる生地との微調整は、関わる人次第。それも含めて小高氏には上手くゆく予感しかしなかった。実際にこの生地が織り上がる場面を、彼は工場で直に見せていただくタイミングにも恵まれたそうだ。色柄が再現されるだけでなく、セルヴィッジに徐々にADJUSTABLE COSTUMEと自らのブランド名が現れる瞬間は、流石に感極まってしまったとのこと。

写真/ADJUSTABLE COSTUME提供

写真/ADJUSTABLE COSTUME提供

更には完成品の「厚みと重さ」に正に大きな手応えを感じた一方で、小高氏はこうも感じた「これは縫う人が間違いなく、悲鳴を上げる……」彼が今回のノーフォークジャケットの製作を依頼したのは、長年付き合いのある小規模な縫製工場。モーターサイクルコートやインヴァネスなど、これまでADJUSTABLE COSTUMEの「製作難易度特Aクラスの服」は全てここで作られており、正にブランドの縁の下の力持ち的存在だ。果たして予想は的中。機動力に優れるそんな工場でも、厚さだけでなく密度も高いこの生地には相当難儀したらしい。針が折れる、縫い糸が飛ぶ……。特にポケットの口など生地が多層に重なるエリアは縫製の困難を極めた。

「確かに泣きが入りましたが(笑)、逆に縫いの職人さんたち、この生地に触れて気合が入ったみたいでした。それだけ人の『心を動かせる』プロダクツだったんです」断じて白旗を上げず、ミシンの治具を改造してまで製作に真摯に取り組んでくれたのだ。話が少々外れるが、例えば針が折れたからと早々に「この生地では製造不可能」を宣言してしまう製造業者が、近年では既製服のみならずオーダー品の縫製工場でも多くなっている。数量を追い生産効率のみを重視する20世紀的な感覚から、まだ抜け出せていないのだ。ただでさえ重衣料の相対的な需要が減る一方、嗜好性の高い服こそコアな層に好まれることが確実なアフターコロナ下で生き残るには、ADJUSTABLE COSTUMEのこの工場のように、独自の工夫で不可能を可能にする課題解決力の高さが肝心だと思うのだが……。

MuuseoSquareイメージ

話を戻して、結果完成したノーフォークジャケットには、小高氏の予想を遥かに超えた「奥行き」そしてある種の超然とした風格が備わっていた。目立ちすぎず地味すぎず、存在感が絶妙な一着……。「写真を撮って頂いて驚いたのは、とにかく風景に『馴染んで』いたこと。岩の上に置くといきなりサッと同化してしまう感じ。単に色柄の良さや立体感だけでなく、この服に関わって頂いた全ての皆さんの地道な努力が、綺麗に積み重なって出てきている『馴染み』ですねこれは!」そんな「馴染み」は、着る人や場面にも当てはまること確実だろう。

着る人と場面にいつでも、いつまでも「ADJUST」できる一着!

そう、このノーフォークジャケット、確かにディテールはてんこ盛りだが、そんな「馴染む」生地のお陰で守備範囲は相当広いと思う。前述したとおりジャケット的にもハーフコート的にも羽織れるだろうし、バシッとタイドアップでも緩めにセーター姿の上にも違和感は全くない。合わせるボトムズも恐らく、古典的にプラス4からカジュアルにブルーデニムまで大丈夫なはずで、筆者(飯野)なら敢えてホワイトデニムを穿いてみたい。着られる場面も写真のようなアウトドア的な佇まいから、ちょっとしたレストランまでこなせること確実だ。「私だったらこれを着てオープンカー、それもモーガンみたいなクラシックなのに乗ってみたい!」小高氏自身もそんな夢を膨らませているほどだ。

MuuseoSquareイメージ

更に今回の作品に合わせて、実は従来のADJUSTABLE COSTUMEのものから僅かに「より古典的な改良」を施したそうだ。具体的には首の吸い付きを更に良くし肩入れを僅かに狭くすることで、シルエットによりメリハリを持たせるのと共に重い生地をより「軽く背負える」ようにしたとのこと。昨今多く耳にする「現代的な解釈でアレンジ」ではないところが素晴らしい!「現代的解釈は『現代的』であるが故に、その瞬間を過ぎると必ず『時代遅れ』になります。トレンドを産み出さなくてはならない的な呪縛にとらわれた従来のファッションビジネスでは、そうすることで新たな需要を喚起してきたのですが、もうそんな発想自体が『時代遅れ』になってしまったのは、昨今の状況から明らかです」

小高氏は続ける「一方で、このノーフォークジャケットが典型なんですが、古典的・普遍的な要素が積み重ねられた服はファッション以上にファンクション、つまり各々の意匠に時代と戦い勝ち抜いた機能的な合理性が濃密に備わっているのです。だから、たとえ流行が変わっても着る人が『着かた』さえアジャストすれば、それこそ服が壊れるまでいつまでも楽しめます。今、どう着るか?を最終的に決めるのはお客様であって、企画する側が浅はかで芯のない『現代性』を押し付けても、思慮深い方はそんなのいとも簡単に跳ね除けてしまうのです」この発想は既製服ではなく明らかにオーダー、しかも「着たいものをとことん探究して作りあげ、長年大事に着続ける」伝統的なビスポークに限りなく近く、ADJUSTABLE COSTUMEの顧客にはオーダー品を好む層が多いのも頷ける。小高氏も顧客も、そんな同じ「志」をお互いに共有できるからだ。

MuuseoSquareイメージ

「自分が着たい!を作るのがアジャコスの原則ですが、そこには必ずお客様との共通の認識があるんです。これはブランドを私一人で運営しているからこそ肌身に感じられるのかもしれません。お客様と一緒に行けるところまで行こう、ならばやっぱり頂点目指さないと、みたいな」今回のノーフォークジャケットも、顧客からの反応が楽しみでならないと、小高氏は最後にまた朗らかに笑った。「構想の段階から何の迷いもなく進行する時って、パワーが減衰しない分、お客様からの反応も抜群に良いのです。このジャケットも必ずそうなります。どんなお客様がどのように着こなしてくれるのか、今からワクワクしていますよ!」ADJUSTABLE COSTUMEの服をまだ知らない方も、そして大ファンの方も、今回の限定バージョンのノーフォークジャケットに是非とも袖を通していただきたい。そして多くの方の思いが込められた暖かさ・熱量を共有してほしい!

MuuseoSquareイメージ
MuuseoSquareイメージ
MuuseoSquareイメージ
File

紳士服を嗜む 身体と心に合う一着を選ぶ

服飾ジャーナリスト・飯野高広氏の著書、第二弾。飯野氏が6年もの歳月をかけて完成させたという本作は、スーツスタイルをはじめとしたフォーマルな装いについて、基本編から応用編に至るまで飯野氏の膨大な知識がギュギュギュっと凝縮された読み応えのある一冊。まずは自分の体(骨格)を知るところに始まり、スーツを更生するパーツ名称、素材、出来上がるまでの製法、スーツの歴史やお手入れの方法まで。文化的な内容から実用的な内容まで幅広く網羅しながらも、どのページも飯野氏による深い知識と見解が感じられる濃度の濃い仕上がり。紳士の装いを極めたいならば是非持っておきたい一冊だ。

公開日:2022年2月25日

更新日:2022年5月2日

Contributor Profile

File

飯野 高広

ファッションジャーナリスト。大手鉄鋼メーカーで11年勤務した後、2002年に独立。紳士ファッション全般に詳しいが、靴への深い造詣と情熱が2015年民放テレビの番組でフィーチャーされ注目される。趣味は他に万年筆などの筆記具の書き味やデザインを比較分類すること。

Read 0%