2019/8/9 樫原谷の地質

初版 2019/08/09 20:07

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2019/08/09

石灰岩・ドロマイトを採掘する美山鉱山付近には菊花石を含む地層がいくつも分布しているそうです。中でも樫原谷は神崎川合流地点より分水界まで4㎞以上ある深い谷です。できれば直接露頭に咲いた菊を見てみたいものです。

この沢、石の種類の豊富さで驚きです。流域の地質が複雑なのでしょう、水成岩なのか火山砕屑岩なのか火山岩なのか、チャートなのかジャスパーなのか、熱変性なのか珪化作用なのか、コンクリーションなのか礫なのか?困った時の輝緑凝灰岩ですか。沢の入口で腹一杯です。河床には菊花石の母岩に酷似した岩盤も確認できますが、レンズなのか脈なのか、追えません。ハードル高すぎです。退散です。

球状岩からドンドン離れてしまいますが、採取した球状模様のフズリナ石灰岩をアップしましょう。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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