2021/1/7 方状節理

初版 2021/01/07 14:36

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2021/01/07

方状節理を説明する上で必ず登場するのが"寝覚ノ床"です。花崗岩にサイコロ状の亀裂が入る様子を観察できます。一般的に花崗岩体の冷却時の収縮により直交する亀裂が形成されると説明されています。近い位置の断層運動等による外圧を受けた、花崗岩体の上に乗る地層が侵食により排除された上載荷重の除荷による応力の解放により形成される説もあります。この節理が花崗岩風化のメカニズムの基礎、マサ土・コアストーンの形成も深層風化帯の形成も節理を伝って染み込んだ水のせいにされています。

花崗岩体がそもそも冷却時にサイコロ状に割れる性質を得ていたのか?冷却後の環境変化によりサイコロ状(シート状)に割れる性質を得たのか?どうでも良く思えることに疑問を持つことが学問なのでしょう。

風化を免れた一番硬い部分のコアストーン、地表に顔出し真っ二つ、どんな力が働いたのでしょうか?竈門炭治郎が修行で切ったのでしょう!

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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