2020/11/3 牛川人

初版 2020/11/05 18:04

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2020/11/05

豊橋市の東、住宅地の公園に牛川"原人"発見の地があります。1950年代、豊橋・三ヶ日辺りでは考古学上重要な発見が相次ぎました。豊橋市の牛川人骨、三ヶ日町の三ヶ日人骨、浜北市の浜北人骨です。

牛川人は、昭和32年に小規模な石灰石鉱山の岩の裂け目の堆積物からニホンザル・イタチ・タヌキなど多数の動物骨と共に出土しています。フッ素含有量の測定結果とトガリネズミの一種の化石動物の生息年代から更新世後期の人骨とされました。その後の研究により成人女性の左上腕骨の一部と説明されています。昭和34年の調査では、成人男性の左大腿骨が発見されています。(説明文参考)

ところが、最近の研究では人骨を否定されています。平成30年の豊橋市9月議会でも一般質問され、対応早く、説明記述が「人骨とされる」「当時としては国内最古」「ひとを含めた何の動物のどの部分の骨か判断が難しい」に変更されました。賢明です。

化石は、東京大学総合研究博物館に収蔵され、豊橋市美術博物館にはレプリカが展示してありました。シンボル展示「日本の記念物保護100年の取り組み-記念物100年展」のため、現在撤去されています。この期にお蔵でしょうか?

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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