2021/4/7 的様

初版 2021/04/07 18:29

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2021/04/07

道志川支流の室久保川上流に同心円状の模様が河床にあります。「的様」と呼ばれ、源頼朝が作った標的と伝えられています。10mおきに3つ並んでいたようですが、豪雨により2つは埋もれてしまったようです。

詳細な形成過程はよくわかっていませんが、「"的"の周囲の閃緑岩のなかまをつくったマグマと"的"の白い部分を作ったマグマが完全に混じらずにできた模様」と説明されています。

外見からは同心球状なのか円柱状なのか判断できません。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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