2022/6/24 馬糞石

初版 2022/06/28 05:30

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2022/06/28

蜂屋累層の火山砕屑岩層は火砕岩または水中自破砕溶岩と説明されています。構成の大多数は安山岩質〜玄武岩質の角礫ですが、まれに露頭から転げ落ちて畑で見つかる丸い石を馬糞石と呼んでいます。

破断面に観られる同心球状構造は、馬糞が固まる時の冷却構造なのか?火砕流の熱でで焼かれたのか?熱水に浸かってふやけたのか?風化で色あせたのか?不思議です。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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