2022/4/8 足摺岬のラパキビ花崗岩
初版 2022/04/09 05:43
改訂 2022/09/07 12:42
公開日:2022/04/09
「世界で最も若いラパキビ花崗岩」と紹介されています。丸く角の取れたカリ長石の周囲を斜長石が包み込むラパキビ組織が特徴、約1300万年前に付加体を貫入した花崗岩です。
初期に貫入したマグマから晶出したカリ長石が、継続貫入したマグマの中に遊離して取り込まれ、融蝕後に斜長石と石英の外殻に囲まれたと説明されています。なんか?球状岩の成因によく似ていそうです。
露頭は"赤碆・白碆・黒碆"と呼ばれる足摺岬東側の断崖絶壁です。ここより崩落したと考えられる礫が、岬の西側の白山洞門付近の海岸にたくさん打ち上げられています。