2022/3/1 加太城ヶ崎海岸のタービダイト
初版 2022/03/04 06:05
改訂 2022/09/07 12:42
公開日:2022/03/04
川から流れてきた土砂はいったん大陸棚斜面に堆積します。定期的な大きな地震で崩壊したり、堆積物が自重で耐えきれなくなると、一気に海溝に流れ込む乱泥流(混濁流)が発生します。結果、大陸側の深海底に泥と砂が交互に堆積した海底扇状地が作られます。
加太城ヶ崎海岸の海食崖や波食台に現われた上部白亜系和泉層群のタービダイトは、多様なソールマークや砂岩の表面に現れた侵食微地形を観ることのできる「地層観察の最適地」です。