2021/11/25 玉ねぎ状風化とコアストーン

初版 2021/12/01 05:55

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2021/12/01

笠置山大岩近くの濃飛流紋岩の露頭です。節理の亀裂に沿って浸透した水が、立方体の岩体を玉ねぎの皮のように外側から変質させて、未変質の球体(コアストーン)が残る様子が観察できます。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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