2021/9/15 手取川の玉石
初版 2021/09/17 05:41
改訂 2022/09/07 12:42
公開日:2021/09/17
手取川流域に分布する手取層群の砂岩層にはオーソコーツァイトの円礫をたくさん含んでいます。含まれる地層は赤岩層と呼ばれ、約1億2千万年前に堆積しました。手取川の河原に流れ着いた玉石は窯業原料を砕くために利用されていました。子供たちが拾い、小遣い稼ぎをしていたそうです。
オーソコーツァイト(正珪岩)はよく淘汰され、ほぼ真球にちかくまで円磨された石英粒が90%以上で構成される砂岩です。「砂漠・砂丘堆積物に特徴的で、大河川の河口領域でも形成される」と説明されています。河川の長さが比較的短く流域面積が小さい環境では形成されない理由から大陸起源であるとされています。
先カンブリア時代に大陸で形成された"石"は、大河でコロコロと円磨され、白亜紀の手取湖に堆積しました。岩石に閉じ込められた"石"は隆起・侵食され、再びコロコロと円磨され手取川の河原に流れ着きます。
paperminehunter
2021/09/17 - 編集済みこの石は 広範囲にあるんですね
この石 尾上郷に 釣りに通っていた時 大きな石に 埋め込まれたようにありました。
中には 外れそうで 外れないのもありました。
道具はなかったですが なんとか外して持ち帰った思い出あります
尾上郷には 居留の足跡かなと思うような場所もありました
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prin
2021/09/17paperminehunterさんコメントありがとうございます。
"尾上郷"は御母衣ダムから奥の奥の白山と大日ヶ岳に囲まれた地域ですよね!行ったことないです、というか、普通の人は行かない場所ですよ!
勝山・和泉・石徹白・荘川・白川・白峰と白山を中心とした地域の手取層群では何処でも恐竜が見つかるので、きっと恐竜の足跡ですよ。
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