2021/7/17 宝石の赤い川
初版 2021/07/19 05:40
改訂 2022/09/07 12:42
公開日:2021/07/19
橋の上からはイトミミズが蠢いているように見えます。
「ニイチャン運がいいわ!雨が降って金剛砂が集まっとる!」
ニイチャンという年齢ではないのですが比重選鉱された赤い川底を見れたのは幸運です。
香芝市の金剛砂は約1500万年前の火山活動で噴出した柘榴石を含む溶岩が風化し、低地に濃集沈積したモノが採掘されました。冬場に田んぼを掘り返したそうです。歴史は古く、奈良時代の"続日本紀"に記録があります。遡れば古墳時代の勾玉の研磨にも使われたのかもしれません。江戸時代には採掘が村の共同事業として行われ、戦時中は軍事物資として戦闘機の防弾ガラスを磨きます。サンドペーパーは香芝の地場産業となりました。
赤い砂には鉄礬石榴石のほか、サファイア・頑火輝石・紅柱石・ジルコンなどを含んでいます。
細かすぎて見えません。
根気がなくて分類できません。
paperminehunter
2021/07/20 - 編集済み昔 二上に住んでいました
3階建ての公団のようなアパート オーナーは研磨剤採掘の方でした
年を取ったのでマンション賃貸オーナー 2棟建てておられました
近くの田んぼの用水路には いっぱいあったのかもしれませんね
当時は まったく気にしていなかったです
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prin
2021/07/20paperminehunterさんコメントありがとうございます。
趣味の地質系天然記念物&博物館巡りで寄ってみました。集まって居られた農家さん達に「沢山の本に紹介された、全国的に有名な柘榴石の産地で、サファイアも採れるよ」と話すと「宝石が採れれば農業してない」と、ごもっともな返答でした。
最近の研磨剤は、カーボランダム・アルミナ・人工ダイアなどの人工物がほとんどですが、昔は儲かったんでしょうね!
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