2019/5/7 菊川の菊石

初版 2019/05/08 17:59

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2019/05/08

菊川の里さんぽ茶屋入り口に菊川の名前の由来となった石があります。菊花紋に見える事から”菊石”と呼ばれ、その石の出土した川を”菊川”と名付けられたそうです。大きさは菊というより軽自動車のタイヤほどあります。佐夜鹿公民館のものは1m程あるそうです。

菊石と言っても球状花崗岩でもアンモナイトの化石でもなく、たぶん、大きなコンクリーション(ノジュール)の断面のクラックが花弁模様に見えるだけで、セプタリアンを巨大化した感じです。

近くに”夜泣石”と言う大きなノジュールが祀られる祠があり、その傍らにも同じような石が鎮座しています。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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