2021/3/30 産地の開拓

初版 2021/03/31 06:21

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2021/03/31

化石の先輩と根尾谷で打合わせです。今日は何処を攻めようか?地図とにらめっこ、化石の印を目で追います。地質調査所発行の地質図には動植物の化石の産出地点、鉱山の印に鉱産物の表示があります。化石産地や鉱物産地の発見に役立ちます。

地質図や論文等の添付図とフィールドに持ち出す地形図では縮尺も方位も現況も異なる事が多いことから必要な情報をプロットし直す必要があります。QGISのようなアプリを使用すれば正確でしょうが、shpファイルは一般的ではないし、そもそも地質図の位置精度はソコソコです。私の手法はExcelを使用、地質図等の原典資料と1:25000地形図をJPEGに変換して画像挿入、地形図を50%透過して重ね合わせ、拡大・縮小・位置合わせ、原典資料から必要情報をプロット後、地形図とグループ化して印刷しています。ほとんどのフィールドが電波の届かない山の中、サーバーへのアクセスができません!まだまだ紙地図も必要です。

寄り道、日本三大桜のひとつ、国の天然記念物に指定されている"根尾谷薄墨桜"は今が満開です。

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prin

球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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    paperminehunter

    2021/03/31

    で・・・ どこに行かれましたか?

    詳しい場所は 不要ですが

    興味ありますね

    石灰岩は あちらこちらに ありますが 化石があるというと

    限られてきますね

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      prin

      2021/03/31

      paperminehunterさんコメントありがとうございます。
      根尾東谷川右岸の稜線に並んだ化石の印に興味アリアリだったのですが、険しくて断念しました。結局、化石谷付近をウロウロでボーズです。私的にはカタツムリを探していたのですが(化石でなくナマモノです)、まだ冬眠から目覚めていないみたいです。
      根尾からは色々な化石が見つかっています。こんなオウムガイの化石が黒色石灰岩の中に隠れています。転石からですが、白亜紀の異常巻きアンモナイトの報告もあります。

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      paperminehunter

      2021/04/01

      こんなのもあるんですね

      尾根付近・・厳しいですね

      上がってしまえば いいのかもしれませんが

      露頭ではなく 転石を探すほうが楽かもしれません

      付近に住む方にマンガン鉱山を聞いたとき 谷の奥上のほうに大学教授が調査のために入って 化石研究したと言ってました

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