2020/10/8 谷川の蛋白石
初版 2020/10/08 17:41
改訂 2022/09/07 12:42
公開日:2020/10/08
物置の掃除で汚い小瓶を発見、濁った水の中に石が浸かっています。蓋には「オパール」の文字、息子の字です。
棚山高原から流れる谷川はオパールの産地として有名です。古い記述に「台風のあとなど、七合目の川原を歩くと、宝石の川原へふみこんだような気がします」とあります。ゆで卵の白身似がほとんどですが、遊色の見られる石も見つかることから、今でも採集者は後をたちません。熱水中の珪酸塩が岩の割れ目に入り、沈殿して空隙を充填すると説明され、並行なラインは当時の水平だと考えられています。
小瓶は息子の夏休みの自由研究です。私が「蛋白石は水を含むため乾燥するともろくなる、色が飛んで白濁してしまう」などと曰うもので水に漬けたのでしょう。これは思い出、元の位置に片します。
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2020/10/11私も、何度も行きました。
ミネラルイベントでも谷川産の標本が売られています。少し遠い為、購入したほうが安いと思える事もあります。私のみつけたゆでたまごの白身風の標本です。
prin
2020/10/11コメントありがとうございます。
この石の採取は15年ほど前、川売の集落を抜けて棚山林道に入り、宇連山と棚山の分岐点手前辺りです。林道脇に落ちている球顆はほとんどが割られていて、蛋白石が入ったカケラがいくらでも拾えました。遊色のある標本は割らなきゃ見つからないのも事実ですが…良質なオパールが取れるわけでもないのに球顆がことごとく破壊されている、自然破壊されているといった苦情は当時からあった記憶があります。
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