2020/10/7 庄内川の珪化木

初版 2020/10/07 17:30

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2020/10/07

台風の影響で天気は下り坂です。物置でも整理しましょうか。重いコンテナの中には珪化木、欲しい人にお分けした残物です。高蔵寺の庄内川産です。

東濃地方の土岐川流域には土岐砂礫層と呼ばれる円磨されたチャートを含む地層が分布しています。釉薬に利用される呉須や鬼板、天然記念物の土岐壺石を含む地層です。瀬戸層群の上部層を構成し、層厚は数10〜100mとされています。この地層の中には"土岐石"と呼ばれるウッドジャスパーが含まれています。赤や緑が珍重されるようですが私にはチャートとの区別がつきません。修行を積まねばなりません!

土岐砂礫層は川の浸食により含まれる礫が庄内川の河原に流れてきます。年輪のはっきりした珪化木は比較的見つけやすい石です。

こいつらも頃合いを見て生まれた川に返しにいかねばなりますまい。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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