2020/9/15 御手洗

初版 2020/09/17 17:58

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2020/09/17

「みたらい」と呼びます。トイレの意味ではなく、神社仏閣を参拝する前に身を清めるための場所を意味します。高山市荘川町牧戸から郡上市高鷲町ひるがのに向かう国道158号安川通りの途中、蕎麦の花が美しい山村集落です。

御手洗層は中生代白亜紀最前期ベリアシアンに堆積した砂岩・泥岩で構成され、アンモナイトやべレムナイト、ウミユリなどの化石を豊富に含むことで古くから有名な場所です。採石場跡の"漣痕"は規模も大きく立派で、県の天然記念物指定を検討されたこともあるそうです。

道路沿いの法面はコンクリートで固められていますが、採石場跡や御手洗川河床・松山東谷に露出する地層からは運が良ければアンモナイトが採取できます。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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