2020/6/3 ポットホールの玉石

初版 2020/06/03 15:55

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2020/06/03

"日本のポットホール"と題する少し古い本が手元にあります。「あんなに硬くて緻密なチャートにどうやって穴が開くのだろうか?」理由が知りたくてニュートラルな頭で"いざ飛水峡"現場で観察です。

ポットホールの成因は凹部にはまり込んだ礫が流水で回転し岩盤に穴を開けると誤解されています。渦動流による砂の圧撃と蝕磨により削り取られるもので、内部に堆積した礫は侵食を妨げるものと説明されています。

"仏洞"と呼ばれる横穴型の甌穴が見たかったのですが位置がわかりません。足を滑らせればこの世に戻って来れない場所です。浸食や風化の奥深さを感じて退散です。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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