2019/12/6 神崎川のオウムガイ化石

初版 2019/12/07 11:55

改訂 2022/09/07 12:42

公開日:2019/12/07

根尾谷のオウムガイ化石を探していて、舟伏山東側、神崎川のオウムガイを思い出しました。子供にホタルを見せに訪れた片狩の河原で、ドッジボール大の丸い黒色石灰岩礫に断面を見つけ瑞浪市化石博物館に持ち込みました。クリーニングして頂いたところ、3体のオウムガイが隠れていました。礫の円磨の状態からある程度上流の地層と想定できます。ベレロフォンをKeyに当たりを付けて上流の沢を探索、舟伏山登山口にもベレロフォンは確認できます。

河原の転石から発見される化石は、流域の何処の地層が起源かを特定することは難しく、特に神崎川の流域は広大で、レンズ状の石灰岩は無数に存在し、地質は複雑です。

オウムガイは死ぬと浮かんで、流れにより殻が集まります。神崎川の流域にも根尾谷のような密集した地層が眠っているようです。

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球状岩は世界的にみても非常に珍しい石です。
その産地は大変な山奥や無人島であったり、産出範囲が極狭く採り尽くされたり、ただ1個体の報告であったり、転石で露頭が不明であったりと、実際に採取することの困難な石だったりします。
確認された露頭の多くは国や自治体の天然記念物に指定されている場合も多く、その成因は解明されていません。

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