アメリカ/1987年10月1日発行 切手収集月間(アメリカの初期の機関車-1)【STEAM LOCOMOTIVE STAMPS OF THE WORLD】

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『サウスカロライナ鉄道の最初の機関車<チャールストンの親友>』

 1830年、チャールストン・ハンバーグ鉄道(後にサウスカロライナ鉄道と改称)の注文で、ニューヨークのウェスト・ポイント機械工場が製作した0-4-0機関車。
 試運転では、50人の乗客を乗せた客車5両を牽引し、速度33km/hで走って上々の成績を示した。12月25日の開通式には開通列車を牽引した。
 たて形のボイラと2軸の同動輪、内側2シリンダの構造は当時の鉄道の先進国イギリスの機関車に比べても、いささか遜色のないものであった。
 この鉄道はその後急ピッチで路線の建設を進め、1833年にはチャールストーン~ハンバーグ間218kmを完成し、当時の連続延長最大の鉄道となった。
 しかしながら、この1号機関車<チャールストーンの親友>は、この年の6月17日、本線列車を牽引して走行中に、ボイラーの安全弁から蒸気の洩れる音を気にした機関助士が、安全弁を紐でしばりあげたため、ボイラーんの圧力が異常に上昇しても安全弁が作動せず、ついに列車運転中にボイラ爆発の大惨事を起こしてしまった。

※発行当時の説明です。

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