Ann.とは?

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整形靴の会社にて足の構造からラスト、パターンを学び主に底付けを担当。
2009年、英国ロンドンのビスポーク靴職人Jason Amesburyに師事しラストメイキングから英国式ハンドソーンウェルテッド製法を学ぶ。
2011年に再渡英し、Jason Amesburyの元でラストメイキングをメインに学ぶ。
同時に、Foster&sonやJohn Lobb londonのアウトワーカーとして靴製作に携わる。
2014年に大阪は梅田近くの中崎町にてワークショップを開設。

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神戸の整形靴技術者養成校(以下、養成校と記載)を卒業後、より専門性を高める修行を積まれ、現在は京都で、整形靴の技術を駆使したビスポークシューズのお店をされています。

整形靴とは、医学的根拠に基づき、個人の足の形や症状に合わせて作られる靴のことです。医療機関での治療にも取り入れられていて、治療や補助としての意味合いが強いのが、ビスポークシューズとの違いと言えます。オーソぺディックシューズという英語名も定着しているので、一度は耳にしたことのある人も多いのではないでしょうか。

私が初めて八巻さんの靴を拝見したのは、インスタグラムだったのですが、フォルムに惹かれて興味を持った靴が、整形靴の製法で作られたものだと後から知り、正直なところ、とても驚きました。それまで、整形靴にはファッション性を期待できないという偏見があったので、自らの勉強不足を思い知らされました。

今回は、八巻さんが現在の靴作りに至った背景はもちろん、その特徴である技術面も紹介したいと思います。