英国ファン必見!英国鉄道模型専門店「メディカルアート」でイギリスを走る新旧の鉄道を見つける。

取材日: 2017年5月17日

文・写真 / 齋藤正宏

英国ファン必見!英国鉄道模型専門店「メディカルアート」でイギリスを走る新旧の鉄道を見つける。_image

操縦システムや3Dプリンタを使って鉄道模型の新しい楽しみ方を探求する愛好家・齋藤正宏(さいとうまさひろ)さん。若い世代の彼が今注目する鉄道模型の楽しみ方、スポットをご紹介!今回は鉄道の国、イギリスの鉄道車両を専門に取り扱う「メディカルアート」を訪ねました。

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英国といえば、鉄道模型!

靴、スーツ、クルマ...英国といえばそれらのモノを思い浮かべ、憧れる人は多いと思う。しかしながら鉄道好きとして忘れてはいけないのは、英国は「鉄道発祥の国」であり、そこには勿論「英国型鉄道模型」があると言うことである。今回は日本では珍しい英国型鉄道模型の専門店「メディカルアート」の店長山添さんからお話を伺った。

トーマスを求め英国へ

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東京・練馬区、閑静な住宅地にひっそりと佇むようにそのお店はある。鉄道模型好きの間でも知る人ぞ知る存在、英国鉄道模型専門店「メディカルアート」、店長を務めるのは意外にも「鉄道にはもともとあまり興味がなかった」という山添 明(やまぞえあきら)さんだ。

もともと、歯医者さんや、開業医さんの建築・設計に関する事業を展開していたという山添さん。25年程前に小児科のお医者さんから、鉄道模型ジオラマの設置を依頼されたことが鉄道模型との最初の接点だったという。

ならばそのジオラマで、当時、子供から絶大な人気を集めていたアニメーション「きかんしゃトーマス」のキャラクター(列車)を走らせたいと思ったが、当時はトーマスの鉄道模型製品を日本で手に入れることは困難だったそうだ。

そこで、「イギリスに行けばトーマスの模型があるのではないか」と思い単身イギリスへ。

当時は今のようにネットが普及していなかった時代。山添さんは電話とFAXで機関車トーマスを取り扱っていた英国の大手鉄道模型メーカーHORNBYへとたどり着き、直談判。

その交渉がきっかけで、英国の鉄道模型メーカーHORNBYの代理店となったという。

店舗内のジオラマには、トーマスの機関庫でのワンシーンを思い出させる演出も。

店舗内のジオラマには、トーマスの機関庫でのワンシーンを思い出させる演出も。

メディカルアートを開業した当初のお客さんは英国型鉄道模型を個人でやっていた年配の人方が中心だったそうだが、最近では英国へ旅行に出かけた人、や滞在で暮らした経験のある人方が思い出のモノとして購入するケースも増えてきたそう。

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鉄道模型だけでなく、英国の鉄道に関する珍しい資料や鉄道部品まで置いてある店内。英国の鉄道が好きな人にとっては夢のような空間である。

英国と鉄道模型の歴史

英国において鉄道模型は1910年代から製品が出始め、1930年代からメジャーになってきたという。当時はOゲージスケールで、ゼンマイ式、ライブスチームで走行するモデルが主流であった。

こちらはゼンマイ式の鉄道模型。実際に1930年代に販売されていたものだが、現在も問題なく走行する。

こちらはゼンマイ式の鉄道模型。実際に1930年代に販売されていたものだが、現在も問題なく走行する。

当時のポイント切り替え用のポイントマシン。実物と同様にレバーを引いて操作する。

当時のポイント切り替え用のポイントマシン。実物と同様にレバーを引いて操作する。

現在主流の電気で走るOOゲージの鉄道模型が出始めたのは、戦後の1950年代から。その後、モーター技術の進歩と共にNゲージのような小型の鉄道模型も発売されてきたという。
最近では日本人がYouTubeにアップしているNゲージの動画の影響でNゲージに興味を持つ英国人も増えてきたそうだ。

90年代までの英国製の鉄道模型はかなり頑丈であったが、ドイツや日本の模型に比べ精密さに欠けていたそうだ。
しかし、2000年頃から生産が中国になったことで、品質管理と造形の精密さが向上。日本人から見ても満足できるクオリティになった。

各地に保存鉄道が点在しており、日常の中に蒸気機関車が生き残っている英国。それもあってか英国で発売される鉄道模型の約7割が蒸気機関車だそう。

各地に保存鉄道が点在しており、日常の中に蒸気機関車が生き残っている英国。それもあってか英国で発売される鉄道模型の約7割が蒸気機関車だそう。

英国型鉄道模型のススメ

英国の鉄道車両や鉄道風景に興味を持ったらどこから英国鉄道模型の世界に入っていけば良いのだろうか。山添さんのオススメとしては、HORNBYのOOゲージだそうだ。
大きめの模型としては値段がリーズナブルで初心者向けである。

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HORNBYの2017年カタログ。もちろん英語表記だが、製品一覧だけでなく、実車についての歴史なども知ることができる。読み物としてもオススメである。

また、車両だけでなく、建物を追加して英国の鉄道風景を作ったり、蒸気機関車のサウンドを再現したりして、家族や近所の人たちを交えて楽しめるだろう。

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HORNBY製の建物や情景小物は種類も豊富で英国の鉄道風景を再現するにはぴったり。ミニチュア好きの女性からも人気があるそうだ。

英国を代表する車両を鉄道模型で紹介!

店員の高橋さんから代表的な英国型車両を鉄道模型で紹介していただいた。英国型鉄道模型を始める参考になるだろう。

Class A4機関車 4468 "Mallard"

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1938年に世界最速、202.8km/hを達成した世界最高速記録を持つ蒸気機関車。この製品は、金属ボディ、オイルランプの点灯、サウンド装置、発煙装置と当時の英国鉄道模型としては画期的なものだった。
Dapol製のOOゲージ。

Class A3機関車 4472 "Flyng Scotsman"

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1923年に製造され時速100マイルで走行した。「Flying Scotsman」はロンドンとエディンバラを結ぶ列車に伝統的につけられている愛称である。Hornby 製のOOゲージ。

Class43 "Inter City 125"。

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ロンドンからスコットランドのエディンバラを結ぶ、Virgin Trains East Coastで活躍中。
Hornby製のOOゲージ。

Class 4F機関車。

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Nゲージにも関わらずキャブ内のディテールまで再現されている。Nゲージ専門のメーカーであるGraham Fahrishの製品。

Class350 London Midland

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Graham Fahrish製のNゲージ。最近ではロンドンで見かける最新の車両も製品ラインナップに加わってきた。

File

英国鉄道模型 メディカルアート

東京・練馬区、石神井公園の近く、閑静な住宅地にお店を構える英国の鉄道模型専門店「メディカルアート」。イギリスの大手鉄道模型メーカー「HORNBY」の輸入直営販売店でもある。鉄道模型好きの間でも知る人ぞ知る存在で、全国各地から足を運ぶファンも。最近では、鉄道模型ファンだけではなく、英国旅行や滞在経験者が思い出の品として購入するケースも増えてきているそう。鉄道模型車両の他に、英国鉄道にまつわる写真や限定プレートなど珍しいグッズも販売されている。不定期営業だが、オープン時は鉄道模型にまつわる知識、愛情ともに深い店員・高橋さんが対応してくれる。

東京都練馬区石神井町5-3-22

03-5372-5783

木、金、土、日曜日 10: 00 – 18:00   
金曜日は19:00迄
※店舗公式HPのカレンダーにてご確認ください。

*お店に足を運ぶ前に、HomePageで最新の情報を確認することをお勧めします。

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取材ライターが感じたひと言

英国に滞在した際に鉄道模型ファンの多さを実感しましたが、その根底にはゼンマイ動力から始まる長い歴史があったのですね。
これを機に私のコレクションも増やしていきたいですね。
Nゲージにするか、HORNBYでOOゲージを始めるか悩みどころですが…!

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