鉄道模型図鑑 新幹線編

鉄道模型図鑑 新幹線編_image

文/ミューゼオ・スクエア編集部
写真/佐々木 孝憲

鉄道の花形と言っても過言ではない新幹線は、もちろん鉄道模型界でも人気の的。世代によっては懐かしく感じるだろう新幹線0系から近年登場し注目を浴びる北陸新幹線のかがやきなど、株式会社DDFが所有する車両からKATOとTOMIX製の模型をいくつかご紹介。

0系東海道新幹線

MuuseoSquareイメージ

1964年の東海道新幹線開業以来、東海道・山陽新幹線で活躍した0系新幹線。1999年9月18日に「こだま」として最終運行を終えて東海道新幹線区間での使命を終えた。その最終営業列車の編成で再現した限定品がこちらの鉄道模型。最終営業らしく、丸く特徴的な先端部分には引退時のメッセージが入っている。(TOMIX社製/0系東海道新幹線 20世紀保存セット)

700系新幹線 のぞみ

MuuseoSquareイメージ

1999年に初めてJR東海とJR西日本によって共同開発された700系。2003年には東海道新幹線17番目の駅として品川駅が開業し、「のぞみ」を中心としたダイヤ改正も実施された。メーカーのKATOでは定番人気商品のベストセレクションとして発売されている車両だ。おまけとして「AMBITIOUS JAPAN」のマークが再現できる付属のシール付き。(KATO社製、700系新幹線 のぞみ)

E1系 Max

MuuseoSquareイメージ

東北・上越新幹線の乗客需要が高まり、輸送力の強化のためにJR東日本が解決策として開発。
1994年7月から日本で唯一のオール2階建ての新幹線車両として運行開始した。MaxはMulti Amenity Expressを略したもの。実車は2代目MAXとしてE4系にリニューアルされたが、こちら鉄道模型はリニューアル前の1代目のもの。(KATO社製、E1系 Max基本セット)

700系7000番台 山陽新幹線 ひかりレールスター

MuuseoSquareイメージ

700系をベースに2000年3月に登場した、新大阪〜博多間をつなぐ山陽新幹線の専用車両。走行する姿が「レール上を駆け抜ける流星」をイメージさせるというところが名前の由来。(TOMIX社製、JR 700系7000番台 山陽新幹線ひかりレールスター基本セット)

E2 100系 東北新幹線はやて

MuuseoSquareイメージ

1997年9月に長野オリンピックに合わせてJR東日本が開業した新幹線電車E2系の鉄道模型車両。カプラーという連結装置を装備済みで「こまち」や「つばさ」等と併結可能になっている点もポイント。(TOMIX社製、JR E2(100)系東北新幹線はやて基本セット)

E3系2000番台 山形新幹線 つばさ(新塗色)

MuuseoSquareイメージ

2014年に山形新幹線が車体カラーを山形県の県鳥「おしどり」と県花「べにばな」などをモチーフとした色彩にチェンジ。それに伴いKATOからも新塗装の鉄道模型が発売された。車体側面には実車でも描かれている山形の四季を表す植物が再現されている。(KATO社製、E3系2000番台 山形新幹線 つばさ 新塗色 7両セット)

E6系秋田新幹線 スーパーこまち

MuuseoSquareイメージ

小野小町をイメージしたシルエットとウェーブのシンボルマークが特徴的なスーパーこまち。2013年のこまちデビューと同時に販売されたこちらの鉄道模型は非常に人気が高く在庫切れになるほど立ったという。鉄道模型ではE5系「はやぶさ」との併結運転を楽しめる仕様になっている。(KATO社製、E6系秋田新幹線 スーパーこまち4両増結セット)

E7系 北陸新幹線 かがやき

MuuseoSquareイメージ

E7系は、2015年春に長野〜金沢までの全線を開通する北陸新幹線として開発された。外観には、高速素行するための造形と和のテイストの塗装が施され、内観にも、日本の伝統的な色使いが採用されている点がポイント。鉄道模型車両の一部は実車で採用されている新幹線のファーストクラス”グランクラス”車両も再現されている。(KATO社製、E7系 北陸新幹線)

ーおわりー

鉄道模型を一層楽しむために。編集部おすすめの書籍

懐かしいあの情景を手作りする

61g57xli4tl. sl500

「鉄道模型」の教科書

記憶に残る鉄道のある情景を自分の手で再現する。Nゲージ鉄道模型のレイアウトを基本から解説した「基本講座」。本書オリジナルレイアウトを作る工程を詳説した「製作ガイド」。リアルな情景モデルづくりのコツをまとめた「応用講座」…。ジオラマ作りのすべてがわかる一冊!

机の上で完結するミニサイズのレイアウト作り

61maio baql. sl500

机の上の小さな鉄道レイアウト作り ~1万円から始める30×30cmの鉄道風景 (大人の自由時間)

鉄道模型を走らせるレイアウト(ジオラマ)は、“作る"鉄道趣味の中心です。しかし一般に決して小さいとはいえない鉄道レイアウトは、住宅事情の厳しい日本では手軽に取り組めません。そこで、30㎝×30㎝という、机の上で完結するミニサイズのレイアウト作りをご提案します。この小さな空間に懐かしい風景をギュッと作り込み、車両模型を走らせます。しかも材料費が安い! 車両を除けば1万円~から始められます。安い・簡単・場所をとらない、で初めてでも大丈夫。鉄道マンガ「カレチ」「でんしゃ通り一丁目」などでおなじみの池田邦彦氏による緻密なレイアウトプランも魅力。

公開日:2016年12月22日

更新日:2021年8月23日

Read 0%