2019/9/17 "わぐ"の長珪石鉱山
初版 2019/09/22 09:22
改訂 2022/09/07 12:42
公開日:2019/09/22
石川町では100箇所近い鉱山跡が確認されています。和久の観音山鉱山は、石川鉱石採掘跡保存会のご尽力で、唯一、坑道跡の保存・公開がボランティアで行われています。見学には事前の申し込み・日程調整が必要ですが、なかでも第1鉱体は当時の坑道をそのまま見学することができます。また、第4鉱体では、天盤にへばりつく電気石の巨晶群を見ることができ、その光景は圧巻だそうです。これらの鉱床はペグマタイト鉱床としては国内最大級を誇り、鉱物学的、鉱業史的に重要な価値があることから、平成28年11月に町指定文化財(天然記念物)に指定されました。
石川町の鉱物はその大きさがビックリものです。水晶は高さ1.5m太さ50cm、柘榴石は赤ちゃんの頭大、電気石は竿竹大、雲母は直径30cm厚さ15cmあったと伝えられています。運べない大きさの水晶は未だ埋まっていると噂され、決して古典的な産地ではありません。