クロード・ヴィアラとは?

クロード・ヴィアラ(Claude Viallat・1936年生まれ)は、フランスを代表するアーティスト。
1960年代後半フランスの前衛芸術運動である「シュポール/シュルファス(支持体/表面)」の一員として活動した。
フレームのないキャンバスや柄の入ったテキスタイルに描いたり、作品を宙吊りにして表と裏の差別化を無くすなど、既存の美術作品における概念や制度を問いただす活動を続けてきている。象徴する形態として定着したものが、切りっぱなしのカーテンやカフェの日よけ(オーニング)、テント、パラソルなどの布地をそのまま使用したり、切り抜いたり、つなぎ合わせたものに、豆や細胞のように見える特徴的なパターンが鮮やかな色彩で描かれた作品がある。

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