人気スタイリスト・平 健一氏に、IN(屋内)でもOUT(屋外)でも使える素敵なアイテムを紹介してもらう連載。アウトドア好きにはもちろん、インテリアにこだわるあなたにもピピッとくる逸品を順次ピックアップ。今回はこれからの季節に大活躍、まさかの薄さに驚く、ノートブックPC型のBBQグリルをご紹介。
ダイレクトデザインの「ステンレス ノートブック ポータブルグリル」
「Direct Designs(ダイレクトデザイン)社」の「ステンレス ノートブック ポータブルグリル」は、収納時の薄さがわずか3cmになるのが最大の特徴。組み立て&収納が簡単で、炭受けも焼き網も本体内にすべて収まるスマートな構造。持ち運び用の取っ手も計算されていて、使用時も収納時も美しさをキープできる設計がすばらしい一品。
スマートでスタイリッシュという言葉がぴったり。暑苦しくないBBQグリル
「かなり前から気になっていたアイテムです。スタイリッシュなアイテムはステンレス素材そのままだったりすることが多いのですが、これはつや消しブラックの塗装が施されていて目を引きました」
BBQグリルや焚き火台は素材そのままを活かしているか、カラフルな塗装が施されているモデルがほとんどで、ブラックカラーは意外と少ない。しかもツルリとした質感ではなくマットな仕上がりなのも好ポイント。
「何より組み立てが簡単なのが魅力です。使うときはガバッと開くだけ。超コンパクトなのに4人くらいで囲むのにはちょうどいい大きさになる。今のキャンプシーンでは主流のロースタイルにハマるというのもいいですよね」
使用時の安定感もばっちり。シンプルに見えて計算された作りが、使用時も持ち運び時も絵になる美しさを生み出している。
4人くらいまでのグリルとしてちょうどいいサイズ。ローチェアとのバランスも申し分ない。
持ち運ぶときの形からはグリルとは想像できない。女性でも抵抗なく、簡単に持ち運べるデザイン。
いかにも、な感じではないのが魅力。自宅のテラスにも気軽に置いておける
「ほかのアイテムでもそうなんですが、ロボット的な変身というかスマートな組み立てのギミックにひかれるんですよね。炭受けが使用時も収納時も触らずにセッティング&収納できるのもいいですし、使い終わった後に持ち運びに困る焼き網も小さくして本体に収納できるのには驚きました」
折りたたむと厚さはわずか3cmに。空気穴と持ち手用の穴が開けられているほかは余計な装飾は一切なく、その潔さがラインの美しさを際立たせている。女性にも、これなら自分でセッティングできるかも、と思わせられる。
「薄くなるので、車への積み込みもすき間に入れればいいだけですし、それほど広くない自宅のテラスにもちょこっと置いておけそうな感じもいいですよね」
キャンプ道具において持ち運びと収納は常につきまとう課題。そんな煩わしさがないBBQグリルなら自然と使う回数も増えそうだ。
メッシュグリルは3つ折りにできるようになっている。付属品すべてが本体内側にきれいに納まる。(トングは撮影用です)
焼き係の人は気がついたら立ちっぱなし…なんてこともあるので、座ったままサーブできるのは何気にメリット。
ダイレクトデザイン「ノートブック ブラックスモール ポータブルグリル」
サイズ:使用時W455×D340×H335mm(折り畳み時:W455×D30×H455mm)
素材:スチール
重量:3.3kg
カラー:ブラック
価格:オープン価格 参考売価¥4,611~(税別)
問い合わせ:
DLD
Direct Designs
英国に本社を置くプロダクトメーカー。バーベキュー用品や家具や調理器具などを独自のデザインで製造している。オーナー兼デザイナーのJohn Brunnerが手がけた製品は、英国をはじめヨーロッパ各国で高い評価を得ており、世界各国に展開されている。中でもデュアルデッキグリルは英国で「ベストバーベキューグリル賞」にも輝いている逸品。
【DLD(ディーエルディー)】
薪ストーブ、暖炉を始め、床材、壁材、木製サッシ、ガーデン用品、アウトドア用品などクオリティ、デザイン性ともに高いアイテムを世界各地から集めている。ダイレクトデザインのほかダッチウエスト、ウルフガルテンアイロダ、ストウブなども取り扱っている。
終わりに
我が家はチェルシーフードクーラーを愛用しています。ワインや2Lペットボトルを入れて持ち歩けるくらい頑丈な作りも魅力。キャンプサイトに置いておくだけでサイトの雰囲気がアップ。キャンプフィールドで「これどこのですか?」と聞かれることも多いアイテムです。家でも収納用品としてそのまま置いておける点も◎です。