キャンプなど、野外イベントで役に立つクーラーバック。ハード型、ソフト型などさまざまな種類が発売されているので、何を基準に選べばいいのか悩んでいる人も多いのではないだろうか。今回取り上げるのはALITEのクーラーバック。キャンプや花火大会に使いやすいギミックを、スタイリストの平健一さんに紹介していただいた。
What's this?
「ALITE(エーライト)」の「バケットクーラー」は、350ml缶なら約10本は入れられる収納力の高いラウンド型モデル。内部は二重構造になっていて、クーラーバック求められる保冷性能が高いのはもちろん、内側のライナーはベルクロ留めで取り外しができるのでお手入れも楽々。ショルダーストラップのほかにちょい持ちに便利なストラクチャーハンドルを装備。
人とかぶらない、ユニークな形とカラーリングにピピッときた
「最初に見たのはエーライトの新作展示会です。同時に発表されていたテント(シェラシャック)もそうなんですが、色も形もギミックも日本人にはない発想でおもしろいなと思いました。写真のカラーの他にもう1種類、グリーンのブロックチェック柄もあるのですがそちらも良い感じでした!」
特徴的なのが独特のフォルムとハンドル。フタの上部が少しシェイプしていて、大きな缶ビールにも見える。本体中央で生地の切り替えがされていたり、ジッパーやハンドル、ネームタグには差し色になるカラーがデザインされている。
「一番のメリットは見た目以上に奥行きがある収納力と持ち運びのしやすさです。ソフトタイプのクーラーボックスはショルダーのみというタイプが多いんですが、このバケットクーラーは程よい固さのハンドルが付いていて、ちょこっと持ちにすごく便利なんです」
もちろんショルダーも付いているので、好みに応じて使い分けができるのもおすすめのポイント。
見た目以上の収納力。500mlのペットボトルも余裕で入る。メッシュ部分にはゴミ袋や保冷剤を入れても。
ショルダーで肩に掛けた時の大きさはこんな感じ。長時間持って移動するときにはこのスタイルでも。
フェスを始めピクニックや運動会に。ライトに使うシーンにはもってこい。
「個人的にはフェスでの使用を想定しています。中に飲み物をギッシリ詰めて、両サイドのポケットにおつまみを入れれば完璧(笑)。サイドポケットも500mlサイズのボトルが入るくらいの収納力があるので便利に使えます」
生地の切り替え部分は両サイドがポケットになっており、マチがあるのでボトルの収納もらくらく。さらにフラップの裏にジッパー付きポケットも備えている。
「さらに便利なのが、内側のライナーが防水バッグになっていて取り外しができる点。持ち手がついているので、キャンプの時の洗い物を入れて持ち運んだり、水と氷を入れて飲み物を冷やしたりとアイデア次第で幅広く活用できます」
本体とライナーの2重構造で、ライナーはベルクロ留め(面ファスナー留め)されている。簡単に取り外せるので汚れてしまってもすぐに洗えるのが便利。またライナー単体で置いておいても絵になるのがうれしいところ。外で過ごすのが気持ちいい季節にピッタリのアイテムだ。
ライナーもしっかりデザインされているので単体で使っても良い感じ。ライナーにもハンドルが付いている。
ALITE「バケットクーラー」
サイズ:W22.9×D22.9×H33.0cm
容量:8.2L
素材:インナー/PVCフリー ターポリン、バッグ/600D ポリエステル、450D ポリエステル
重量:0.57kg
カラー:パイオニアプレイド、ペブルグレー
価格:¥9,000(税別)
ALITE
「ある種の敷居の高い道具類を必要とせず、誰でも気軽にアウトドアを楽しめるように」とアラスカ出身のテイ・キムによってサンフランシスコで創業。テイ・キムは創業前の8年間、ザ・ノース・フェイスでデザインディレクターを勤めていた人物。彼を中心に生み出されるプロダクトは洗練されたデザインに加え、おもしろく、使い方が簡単であること、をモットーとしている。
終わりに
エーライトのアイテムはモナークチェアとマンティスチェアを愛用しています。ギミックのおもしろさ、組み立て簡単、コンパクトと機能面はもちろんですが、イエロー×ホワイトのストライプ生地に一目惚れをしたから! バケットクーラーのデザインもグッときます。