革靴カビを除去し、二度と生やさないお手入れ方法

文/ミューゼオ・スクエア編集部

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久しぶりにお気に入りの革靴を履こうと思い、下駄箱をあけてみると靴に白いカビが……。触るのは少しためらわれるかもしれませんが、カビは適切に対応すれば除去できます。この記事では、すでに繁殖してしまったカビを除去する手順とカビを生やさないためのコツを紹介します。

革靴についたカビの取り除き方

Step1.皮革用のカビ取り剤などで拭く

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皮革用のカビ取り剤が販売されているのでそれを使います。カビ取り剤以外にも、消臭除菌スプレーや消毒用アルコールでも同じような効果が得られます。一番手軽に使えるのはトイレ用のお掃除シート。成分としては消臭除菌スプレーとほぼ同じで、シート状なので使うのも捨てるのも簡単です。

カビ取り剤をキッチンタオルやコットンパフに染み込ませてカビを拭き取ります。カビが広がらないよう、該当箇所だけでなく少し外側からカビの中心へ囲い込むように拭いていくのがポイントです。拭いていると、キッチンタオルに色がつくことがあるかもしれません。使用する道具や靴の素材によっては色落ちするかもしれませんが、カビを落とした後のお手入れでかなり復活させることができます。上記の作業は衛生上、屋外や風通しのよい場所で行ってください。

革靴のカビは下記の状況で繁殖しやすくなります。

1、20℃から30℃の間くらいの温度
2、空気中の相対湿度が80%以上
3、靴に泥汚れやホコリがついている

カビを除去する時に、やってはいけないことが水で落とすこと。湿度が高まることでその時はカビが落ちたようにみえてもかえって増殖させることになります。

Step2.乾燥させる

乾燥した風通しの良い屋外で少なくとも2日〜3日陰干しをします。念を入れるならば、太陽の紫外線によって殺菌するため2日〜3日ほど日干しをします。

Step3.通常のお手入れ

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最後に素材に合わせた通常のお手入れを行えばOK。カビ取り剤で拭いた際、アッパーの革が色落ちしてしまった場合は色付きの乳化性クリームで補色してあげよう。

革靴を二度とカビさせないために気をつけたいこと

カビが繁殖しやすい原因は、温度、湿度、栄養の3つ。温度対策はなかなか難しいのですが、湿度と栄養に気を配るだけで、カビの繁殖をぐっと抑えることができます。

カビ予防その1.靴を履いたらブラシをかける

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汚れはカビの栄養になります。一番靴にとってよいのは、なるべくはやく汚れを落としてあげること、家に帰ったらブラシをかけてあげましょう。

カビ予防その2.同じ靴を2日以上連続して履き続けない

靴を履いたあとには湿気が内部にたまっています。毎日同じ靴を履き続けると、雑菌が発生しカビの原因になります。カビが発生する原因になるだけでなく臭いがつくことも。1日履いた靴は、次の日には休ませてあげることがポイントです。

カビ予防その3.靴をしまう時は湿気や水分を取り除く

靴の湿気を除くために、履いた靴はすぐにしまわず1日〜2日風通しの良い場所において乾燥させます。雨で濡れた靴を乾かさずに下駄箱にしまうと、一気に湿度があがり、他の靴にも影響が出てしまうかもしれません。雨の時に履いた靴はより念入りに乾かします。

カビ予防その4.下駄箱に風を通す

下駄箱は風通しが悪いため、高温多湿になりやすくカビが生えやすい場所です。1日に10分下駄箱をあけて風を通してあげると、温度や湿度の上昇を防ぐことができます。また、スノコを下駄箱の中に敷くと靴のアウトソール部分の通気性も確保でき、よりカビの発生を防ぐことにつながります。乾燥剤を入れるのも効果的です。

足の裏は汗腺が集中しており汗をかきやすく、1日コップ1杯もの汗をかいているとも言われます。湿気がこもりやすく栄養も豊富な革靴。履いたら適切にケアしてあげましょう。

—おわり—

公開日:2019年9月17日

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ミューゼオ・スクエア編集部

モノが大好きなミューゼオ・スクエア編集部。革靴を300足所有する編集長を筆頭に、それぞれがモノへのこだわりを強く持っています。趣味の扉を開ける足がかりとなる初級者向けの記事から、「誰が読むの?」というようなマニアックな記事まで。好奇心をもとに、モノが持つ魅力を余すところなく伝えられるような記事を作成していきます。

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