M42マウントレンズ

M42マウントレンズ

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泣く子も黙る世界共通マウントのM42 (プラクチカ)マウントのレンズを集めました。M42マウントは内径42mm,ピッチ1mmのねじ込み式のマウントで,1948年に登場したプラクチフレックス2にはじめて採用されます。1949年のプラクチカFXの登場によってプラクチカスクリューマウントの名称が定着します。プラクチカマウントは当時たくさん存在したマウントの一つに過ぎませんでしたが,製造が簡単ということで多くのカメラが採用しました。なかでも1957年に登場した旭光学のアサヒペンタックスAP,その後,1964年に発売されたアサヒペンタックスSPの大成功によって,M42マウントはデファクトスタンダードの地位をゆるぎないものとします。

1958年当初のプラクチカマウントはフランジバック が45.7mmでしたが,いつかはっきりしないのですが,途中から45.46mmに変更されています。そのため,レンズの製造時期によってフランジバック が異なるため,物理的に装着できても無限遠が出ない,というような問題があります。また,バックフォーカスはレンズを装着するカメラのミラーの軌跡に依存していて統一した規格があったわけではありません。そのため,レンズによっては必ずしも全てのカメラボディで正しく使える,というわけでもありませんでした。このことが現在ではマウントアダプタとM42レンズの相性問題につながっています。

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