PENTAX Super-Takumar F3.5/28mm 後期型

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PENTAX Super-Takumar F3.5/28mm 後期型

この、Super-Takumar F3.5/28mmレンズには、以前ご紹介した、前期型と今回の後期型という同じ名前を冠したレンズです。
名前は同じでも、外見が大きく異なっていて、一番の違いは、フィルター径が58mmのタイプが前期型(6群7枚構成)、フィルター径が49mmのタイプが後期型(7群7枚構成)となりますので混同することはありません。
この後期型の発売開始は、1967年となっています。

オールドレンズ時代のSuper-Takumarシリーズでは、名前が同じでも、短期間に構成変更されたレンズが多く、Super-Takumar 35mmF2も同様に「外観から一目瞭然」に変更されています。さらに、Super-Takumar 50mmF1.4もレンズ構成が変更され、後に放射性物質を含んだトリウムガラスが用いられていたことから、「アトム」レンズと呼ばれるようになった、レンズを採用したタイプに変更されています。

ただ当時のタクマーレンズの特徴的な変更の流れは、小型軽量化が大きな目的であったように思います。
全てのレンズに当てはまるわけではありませんが、フィルター径の49mm化があったのではないでしょうか?
世界的大ヒット一眼レフカメラである、「PENTAX SP」に最もバランスよくフィットするサイズとしてフィルター径49mm化が図られたのではないかと、個人的に考えています。

Super-Takumar F3.5/28mmは使い易く描写においても優れた能力を持っています。

逆光時には、柔らかなフレアや、見事なゴーストが現れる広角レンズとして有名です。

順光の時には、しっかりとしたカラーコントラストが得られるレンズで、鮮やかなカラーの再現能力の高さは、オールドレンズの中でも強い印象を与えるレンズでもあります。

当時は、ユニバーサルマウントであったM42マウントを採用しており、マウントアダプターを介して様々なカメラに装着し易い点や、中古としての入手性の高さも、その人気を構成する大きな要素と言えるでしょう。

参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=RCk3RpbdLtA
https://www.youtube.com/watch?v=kjpjNWVtAa8

【製品概要】
名称 : Super Takumar 28mm F3.5(後期型)
メーカー : Asahi Optical Co
マウント : M42
F値 : 3.5-16
焦点距離 : 28mm
画角 : 75度
撮影距離 : 40cm-無限遠
解像度 : 中心-?本以上/mm その他-?本以上/mm
レンズ構成 : 7群7枚
絞り羽根数 : 51967
フィルター径 : 49mm
サイズ : 径58mm 長さ41.5mm
重さ : 218g


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