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PENTAX Super-Takumar F2.8/105mm 最初期型
PENTAX Super-Takumar F2.8/105mm 最初期型
「Super-Takumar F2.8/105mm」もペンタックスオールドレンズのご多分に漏れず、色んなバージョンが存在しているようですが、今回のレンズは一番最初に登場した「最初期型」と言われているモデルです。
外観的にはどのバージョンも似ていて見分けずらいのですが、はっきりと見分けることが出来るポイントとして、赤外指標の有無の様です。最初期型には、この赤外指標がないと言う事でとても珍しいレンズです。
スーパータクマーの初期型は、6桁の製造番号が与えられていたのですが、PENTAX SPの大ヒットによりそれに伴う交換レンズの需要が伸びた為、6桁では番号不足となりすぐに7桁の製造番号となったわけですが、変更に合わせて若干の仕様変更もあったようです。
今回のレンズは、6桁の製造番号に、赤外指標なしという事で最初期型のSuper-Takumar F2.8/105mm確定ですね。
F2.8/105mmという望遠レンズは、個人的にはとても使い勝手の良いレンズだと感じています。特ににポートレート撮影には最適のレンズと言えるのではないでしょうか。
人物にカメラを意識させない様な距離から狙える程よい望遠の焦点距離に加え、比較的明るめの開放値2.8の実力は撮影条件の幅を大いに広げてくれ撮影者の意図を盛り込むうえでも効果が高いと言えます。
また望遠効果を活かしたボケ味を表現できる点でも評価が高いレンズと言えます。
さらに、もう一点付け加えれば、とても軽量コンパクトである事です。これはPENTAXオールドレンズ全体に言える事ですが、実際に撮影を行えば機材、特に交換レンズの重量が軽いことはありがたい事だとお判りいただけると思います。
軽量コンパクトであることは大いに評価できるポイントですね。
参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=oM1jVxmtz2w&t=136s