ツェッペリン飛行船「Z-1」-1900年-(飛行の歴史初日カバーコレクション)

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 西インドの諸島の島国グレネーダが発行したこのファースト・デー・カバーの切手は、世界最初のツェッペリン飛行船「Z-1」号の処女飛行を記念するものです。カバーのオリジナル彫刻画には。フリードリクスハーフェン(ドイツ)のコンスタンス湖に浮ぶハンガーから出発する「Z-1」号が描かれています。

 フェルディナンド・フォン・ツェッペリン伯爵の設計・制作によるこの巨大な飛行船は3回の飛行に成功し、毎時約28.7キロの速度を出しました。この「Z-1」号は。一連の改良型ツェッペリン飛行船の開発につながり、たとえば「Z-2」号は、85馬力という「Z-1」号のそれの5倍以上の出力をもつエンジンを2基搭載していました。そして、「ドイッチラント」と名付けられた「Z-7」号には上等の乗客用設備が設けられて。フリードリクスハーフェン、ステュットガルト、マンハイム、ケルン、デュッセルドルフ間の定期運行を開始しました。これにはすぐに他のツェッペリン飛行船が新造されて加わり。1914年までに合計1,508回の定期運行が行われました。第1次世界大戦の勃発により運行が中断するまで、総計約172,560キロを34,288人の乗客が飛んだのです。この立派な業績は、空の旅への世界的関心をひきおこすことになりました。

 コロンブスが1498年に発見したグレネーダは、かつて重要な砂糖の産地でした。しかし、島の砂糖産業は1780年に倒壊し、ナツメグが砂糖にとってかわりました。この貴重な香辛料は、現在もグレネーダの小ような輸出産品のひとつです。

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  • Badger

    daina157

    2019/07/01

    いつもいいね、ありがとうございます。数々の切手コレクション楽しく拝見させて頂いてます。自分は歴史が好きで、詳しい解説などあり勉強させて頂いてます。これからも度々来館させていただきますのでよろしくお願いいたします。

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      お気に入り切手ミュージアム

      2019/07/02 - 編集済み

      ありがとうございます。切手と付き合うと少なからず、色んな歴史を知る事になります。テストには出ないことが多いですが。。。(^^;)

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