アンソニー・フォッカー-1908年-(飛行の歴史初日カバーコレクション)

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 このファースト・デー・カバーに貼付されているオート・ボルタ共和国発行の切手は、航空史における偉大な洗駆者のひとりアンソニー・フォッカーを記念するものです。切手には、フォッカーの肖像と、数多くの支柱やワイヤのゆえに「スパイダー」号と呼ばれた彼の最初の飛行機が描かれています。カバーのオリジナル彫刻画には、この小型飛行機の飛行準備をしているフォッカーと助手の姿が描かれています。カバーには、オート・ボルタで発行初日消印が押されました。

 ジャワに生まれ、オランダで教育を受けたフォッカーは。第1次世界大戦中にドイツのために制作した戦闘機で知られています。彼は、ライト兄弟がフランスを訪れた1908年以来飛行に関心をもつようになり、間もなく自分の飛行機を作りあげました。彼が戦闘機の技術面において果たした最大の功績のひとつは、プロペラ後方機関銃からプロペラを撃つことなく弾を発射できるようにしたシンクロナイザー(同調機)でした。この装置を取り付けたドイツの戦闘機は、第1次世界大戦初期に連合国側の飛行機をほとんど壊滅させてしまったのです。フォッカーはまたドイツのエース、マンフレット、フォン、リヒトオーフェンが操縦した有名な三葉機と、第1次世界大戦の最も優れた戦闘機と言われた「D-Ⅶ型」機を導入しました。

 フォッカーは、戦争後も航空界の進歩に数々の重要な貢献をしました。1920年代に導入された三基の原動機をもつ頑丈で信頼性の高い彼の飛行機は、世界中で広く利用されました。

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    ツァア大佐

    2019/08/10 - 編集済み

    プロペラ機の機関銃はプロペラに当たらないのかなぁっていう単純な疑問が解決しましたwフォッカーさんが同調装置を開発したからなんですね。非常に興味深い内容で勉強になりました☆

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    • そうなんですよね。
      私も、この切手に説明を読み返して、
      新しい発見でした。
      上手くできてたんですね、

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