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萩原 まみ

フリーライター歴25年。イケメン俳優、北欧、ジェンダー、セクシュアリティなどが得意ジャンル。最近はムーミン愛好家としても活動しており、『ムーミンマグ物語』(講談社)の文章を担当。趣味は料理。

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第六回 ムーミン谷で共生する、個性豊かな仲間たち_image

第六回 ムーミン谷で共生する、個性豊かな仲間たち

 ムーミングッズに秘められた物語についてお伝えしてきた連載もいよいよ最終回。今回はこれまで紹介しきれなかった個性豊かな脇役たちにスポットを当ててみたい。私がムーミン物語に惹かれる理由のひとつは、多種多様なキャラクターたちがムーミン谷で共に暮らしている、というところ。ムーミン谷はけっして夢のような理想郷ではなく、そこに住むものたちはときにぶつかり、すれ違ったりしながらも、お互いを尊重し、程よい距離感を保っている。

第五回 謎めいたところが人気、ニョロニョロ_image

第五回 謎めいたところが人気、ニョロニョロ

 ムーミンシリーズに登場するキャラクターのコレクションを個別にご紹介していく連載、今回はニョロニョロ。ゆらゆらと集団で移動するが、その生態は謎に満ちている。電気を帯びていて、うかつに触ると焦げたり感電したりするため、ちょっと危険で不気味な存在。ところがグッズを集めてみると、笑えるものがたくさん!

第四回 自由を愛する身軽な旅人、スナフキン_image

第四回 自由を愛する身軽な旅人、スナフキン

 ムーミンキャラクターのなかから今回ピックアップしてご紹介するのは、コレクターの対極ともいえる性質のスナフキン。物を所有することを嫌い、古ぼけたテントやズボンなど、身に馴染んだものを長く使い続ける。そんなスナフキンが大切にしている物はハーモニカと古ぼけた緑色の帽子ぐらいだ。

第三回 小粒でもピリリ、存在感抜群のリトルミイ_image

第三回 小粒でもピリリ、存在感抜群のリトルミイ

 ムーミンシリーズのキャラクターたちを個別にじっくりご紹介していく連載、今回はリトルミイ! 裁縫かごに入ってしまうほど小さいけれど、独立心旺盛で、言いたいことはズバッと言う痛快な性格の持ち主。おだんご頭と真っ赤なワンピースがかわいらしく、キャラクターグッズとしてはいちばん人気を誇る。

テディベア作家であり、大の愛好家。吉川照美さんが語る、「テディベアは私の人生そのもの」。_image

テディベア作家であり、大の愛好家。吉川照美さんが語る、「テディベアは私の人生そのもの」。

カワイイものばかりを集めたコレクションが見てみたい。そんなことを考えていたとき、「テディベアならこの人!」と紹介を受けたのが吉川照美さん。稀代のコレクターであり、オリジナルのテディベアを生み出す人気作家でもある。そのアトリエ兼お住まいは、ベアとドールに囲まれた夢のような空間だった!

第二回 ねえムーミン、こっち向いて!_image

第二回 ねえムーミン、こっち向いて!

個性豊かなキャラクターが多数登場するムーミンシリーズ。今回から5回にわたり、キャラクターごとにスポットを当てて、その性格とグッズについて詳しくご紹介していきたい。まずは、主人公のムーミントロール。心優しくて勇気のあるムーミントロール族の男の子だ。体の色は本来は白だが、アニメ化するにあたって区別がつきやすいよう、色がつけられたという。その名残が古いグッズにも表れている。

コレクション歴30年。ムーミン愛好家が語り尽くす、かわいい!だけじゃないディープなムーミンの世界。_image

コレクション歴30年。ムーミン愛好家が語り尽くす、かわいい!だけじゃないディープなムーミンの世界。

「ムーミン」と聞いて思い浮かべるのはアニメだろうか、巷にあふれるムーミングッズだろうか。北欧フィンランドで生まれ、今では世界中で愛されるキャラクター、ムーミン。特に日本では本国以上に人気が高く、大人になってもKawaiiものを好む国民性もあいまって、さまざまなグッズが次々に発売されている。
 そんなムーミンの魅力を語り尽くす連載「物語を感じるムーミンコレクション」。初回はムーミンを愛して約40年、趣味が高じて『ムーミンマグ物語』(講談社)の執筆も手がけたフリーライター萩原の自己紹介と、ジャンルを越えたムーミン作品の魅力について。次回以降はキャラクター別に秘蔵のグッズ自慢を展開していきたいと思う。