北欧フィンランドの首都ヘルシンキで生まれたムーミン。このシリーズは、世界中で愛されているムーミン作品の魅力に迫ります。
また、ムーミンに登場するムーミントロールやリトルミィ、スナフキン、ニョロニョロなど、キャラクターごとにスポットを当てて世界中から集めたグッズを紹介しています。
コレクション歴30年。ムーミン愛好家が語り尽くす、かわいい!だけじゃないディープなムーミンの世界。
「ムーミン」と聞いて思い浮かべるのはアニメだろうか、巷にあふれるムーミングッズだろうか。北欧フィンランドで生まれ、今では世界中で愛されるキャラクター、ムーミン。特に日本では本国以上に人気が高く、大人になってもKawaiiものを好む国民性もあいまって、さまざまなグッズが次々に発売されている。
そんなムーミンの魅力を語り尽くす連載「物語を感じるムーミンコレクション」。初回はムーミンを愛して約40年、趣味が高じて『ムーミンマグ物語』(講談社)の執筆も手がけたフリーライター萩原の自己紹介と、ジャンルを越えたムーミン作品の魅力について。次回以降はキャラクター別に秘蔵のグッズ自慢を展開していきたいと思う。
第二回 ねえムーミン、こっち向いて!
個性豊かなキャラクターが多数登場するムーミンシリーズ。今回から5回にわたり、キャラクターごとにスポットを当てて、その性格とグッズについて詳しくご紹介していきたい。まずは、主人公のムーミントロール。心優しくて勇気のあるムーミントロール族の男の子だ。体の色は本来は白だが、アニメ化するにあたって区別がつきやすいよう、色がつけられたという。その名残が古いグッズにも表れている。
第三回 小粒でもピリリ、存在感抜群のリトルミイ
ムーミンシリーズのキャラクターたちを個別にじっくりご紹介していく連載、今回はリトルミイ! 裁縫かごに入ってしまうほど小さいけれど、独立心旺盛で、言いたいことはズバッと言う痛快な性格の持ち主。おだんご頭と真っ赤なワンピースがかわいらしく、キャラクターグッズとしてはいちばん人気を誇る。
第四回 自由を愛する身軽な旅人、スナフキン
ムーミンキャラクターのなかから今回ピックアップしてご紹介するのは、コレクターの対極ともいえる性質のスナフキン。物を所有することを嫌い、古ぼけたテントやズボンなど、身に馴染んだものを長く使い続ける。そんなスナフキンが大切にしている物はハーモニカと古ぼけた緑色の帽子ぐらいだ。