カーフレザーとキップレザーの違いとは?年齢と部位で変わる牛革の特徴

取材日: 2016年7月13日

文/Muuseo Square編集部
監修/飯野高広

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身の回りの革製品の多くは牛革を使って作られたものが多い。ただ、一言に牛革といっても、一種類だけではないのだ。牛の成長段階によって、また使われる部位によっても牛革の質感や表情が変化する。今回は、年齢別の革、また基本の部位についてご紹介したい。

牛革は年齢によって呼び名も質も変わる⁉︎

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カーフレザー

生後6ヶ月までに仔牛の原皮をつかった革。傷が少なく、きめ細やか、さらに薄くて軽いため高級品として扱われる。高級な革小物や靴のアッパーとして使われることが多い。下記のキップと区別するため「ベビーカーフ」と呼ばれることもある。

キップレザー

生後6ヶ月〜2年までの原皮をつかった革。カーフよりも厚みがあり、強度もあるのが特徴。ちなみに、キップとカーフに分類するのは日本独自のもので、海外ではどちらもカーフとして扱われるとか。

ステアハイド

生後3ヶ月〜6ヶ月以内に去勢(去勢するのは、繁殖ではなく食用にするため)され、2年以上育ったオス牛の原皮を使った革。カーフやキップと比べると、柔らかさやキメの細やかさは劣るが、厚みと強度では勝る。一般的に革靴に使用される革は、このステアであることが多い。

牛革は体の部位によって使われ方も変わる!

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ベンズレザー

背中からお尻にかけてのベンズは、もっとも繊維の密度が高く、革も厚いため、靴底やベルトなどとして使用されることが多い。

ショルダー

首から肩にかけてのショルダーは、トラと呼ばれるシワがあり、それを活かして製品化される。柔軟性はあるが、やや密度が粗く、カバンなどの材料になる。

ベリー

お腹から脚にかけてのベリーは、やや繊維が粗い。面積が小さいため、財布など革小物などに利用される。

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