ドミニカ連邦/映画スター 1988.9.8【World Topics Stamp Collection】

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『感動の名場面とともに蘇るビッグ・スター』

 映画が、ひとつの産業として、サイレントの黄金時代を経、トーキー、カラー、ワイドスクリーン、SFXへと成長をとげながら、スクリーンの中では、実にさまざまな、個性あふれるビッグ・スターが生み出されてきた。映画作品が「娯楽」であっても、「芸術」であっても、作品を強く特徴づけているのが映画スターのキャラクターであることに変わりない。この切手も、そんな心に残る名場面の中に、従来のスターたちを登場させている。
▷10セント:ゲーリー・クーパー(1901-69)
ハンサムな風貌と、すらりとしたスタイルが親しみを感じさせ、戦前・戦後を通し、終始アイドル的な人気を保っていた。切手は「真昼の決闘」ほか多数出演した西部劇のカウボーイ姿を描く。

▷45セント:モーリス・シュバリエ(1888-1972)
60年以上にもわたって俳優活動をつづけたフランス人。図案は、50年代後半にフランス映画界を沸かせた作品のひとつ「ジジ」(1958)の1シーンで、バックに見えるのはパリのエッフェル塔。

▷1ドル:クラーク・ゲーブル(1901-60)
ハリウッドのドル箱スターのトップを争い、"ハリウッド・キング"の異名をとる。切手は不巧の名作「風と共に去りぬ」(1939)で、彼はレッド・バトラーに扮している。

▷4ドル:スペンサー・トレーシー(1900-67)
名作「ジキルとハイド」(1941)の一場面。彼は女優キャサリン・ヘップバーンとの共演が多いことで知られるが、特にその名演技で、数々のアカデミー賞を獲得している。

※1988年当初の説明です。

#切手

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    woodstein

    2020/01/06

     クーパーやゲーブルはともかく、モーリス・シュヴァリエやスペンサー・トレーシーというのはなかなか渋い人選ですね。ちなみに、シュヴァリエの説明文にあった「ジジ(Gigi)」というのはヴィンセント・ミネリ監督の邦題が『恋の手ほどき』という作品で、アカデミー賞作品賞、監督賞などを受賞した誠に誉れ高い作品です。

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      お気に入り切手ミュージアム

      2020/01/07 - 編集済み

      『恋の手ほどき』は私も見たことがあります。(多分テレビ)アンドレ・プレヴィンの音楽がとても素敵でした♪

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      woodstein

      2020/01/07

       お気に入り切手ミュージアムさんが提示された画像のCDを私も所有していますので、いつになるかはわかりませんがいずれは展示して、プレヴィンの曲について語りたいと思っています。

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  • Lion

    toy ambulance

    2020/01/07

     少し脱線して申し訳ないですが、「恋の手ほどき」の相手役であるレスリー・キャロンの「リリー」がとても好きな作品の一つです。

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      woodstein

      2020/01/07

       『リリー』はレスリー・キャロンのフィルモグラフィーとしてその存在は認識していたのですが、本編を観たことも音楽を聴いたこともありませんので、『リリー』を観たことがあるというtoy ambulanceさんのその経験は羨ましいですね。

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    • Lion

      toy ambulance

      2020/01/07

      切手さん 場所をお借りしてすみません。
       woodさん
        60を過ぎたオヤジが言うのも何ですが、人形たちに託したメル・ファーラーの恋心がが切ないミュージカル仕立てのラブ・ストーリーです。

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    • Lion

      toy ambulance

      2020/01/07

      代表的なナンバーです。
      https://www.youtube.com/watch?v=gKWQs4znd7U

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