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くらしの昭和史 昭和のくらし博物館から (朝日選書)

朝日新聞出版 2017年

昭和30年代は史上、もっともくらしが充実した時代だった。

昭和以後普及したちゃぶ台を囲んで、一家団欒が満面開花する。
戦争中のもんぺ着用、戦後の衣服払底を画期に、キモノから洋服への衣服革命が進行したのも昭和20~30年代半ばであった。
また明治以来の西洋医学が一般家庭に普及し、吸入器や注射器を常備するなど、家庭看護がハイレベルで浸透したのも、結核はじめ伝染病の根治が可能となる直前の、この時代のことであった。
著者が館長をつとめる「昭和の暮らし博物館」では、17年に及ぶ企画展示でくらしの変化とその要因を詳細に検証してきた。
その成果をまとめ、戦争、敗戦から経済成長による奇跡の発展を遂げた昭和史の変化と画期を、鮮やかに描き出す。

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昭和なんだけどおしゃれ。石油ストーブを集め続けた尾田さんが感じる「Stove & Peace」_image

昭和なんだけどおしゃれ。石油ストーブを集め続けた尾田さんが感じる「Stove & Peace」

石油ストーブと宇宙船。
全く関係がなさそうな2つの言葉だが、石油ストーブの写真を眺めると、近いものを感じる。まるで、今にも石油ストーブが空に向かって飛び立つかのような錯覚になるのだ。
「スペーシー(宇宙的)な感じが好き」
そう語るコレクション・ダイバーの尾田さんは、昭和の古い石油ストーブを集め、冬の暖房器具として現在も利用をしている。25台の石油ストーブを集めた尾田さんに、石油ストーブの魅力を詳しく訪ねてみた。

てれふぉんミュージアム 稲谷さんインタビュー_image

てれふぉんミュージアム 稲谷さんインタビュー

てれふぉん博物館は30年にわたって収集した電話機コレクションを保存するため大阪市住吉区内に作った私設博物館。
「展示室」「収蔵庫」「書庫」の3部屋あわせて、約100㎡ほどの小さな博物館であるが、戦前~昭和30年代の電話機を中心に数多く所蔵されている。
今回はてれふぉん博物館の稲谷さんに取材してきました。