レコードは、人生のBGM。6,000枚以上のアナログレコードを収集した栗原氏の、音楽とレコードに包まれて過ごした半生について。
「人間は母親の体の中にいる頃から音の記憶が残っているんです。年齢を重ねて痴呆症になって自分の名前も思い出せなくなってしまっても、若い頃に好きだった音楽を聞いて、記憶が蘇る様なこともあるんです。」
2018年11月某日。神奈川県某所、アメリカン・フォークを中心にアナログレコードを6,000枚以上所有する栗原氏のご自宅に伺い、お話を伺った。
栗原氏は学生時代からレコードを集め始め、レコード好きが高じてレコード会社に就職。現在も音楽に関わる仕事に携わっている、いわば音楽と共に人生を歩んできた人だ。
仕事も含めさまざまな音楽媒体に触れてきたが、最も愛着があるのは今でもアナログレコードだという。
「私にとってアナログレコードは人生のBGM」と語る栗原氏。
音楽配信サービスが当たり前になったいま、アナログレコードの魅力とはどんなところにあるのだろうか?
そして栗原氏にとっての音楽とは。