Ogmasaphus praetextus

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サンクトペテルブルグ産(ロシア)のアサフスが、市場では圧倒的な供給量と質を兼ね備えているので、余り関心を集めないスウェーデン産のアサフスです。バルト海沿岸を中心に広くオルドビス紀のアサフスは見つかるのですが、この標本の様に全体的に状態として悪く、産出量も極めて少ないです。スウェーデン語が良く分からないので、詳しい産地情報も正確には分からないですが、南部のバルト海に近いエリアと想定されます。

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  • ロシア産三葉虫の美しさは改めて言うまでもないことですが、ロシア産の色違いともいえる、やや褐色がかったスウェーデン産や、漆黒のノルウェー産の三葉虫もまた興味深いです。ともするとロシア産の類似種より非常に高価となるノルウェー産と比べると、スウェーデン産の三葉虫は比較的リーズナブルな事が多く、入手のハードルが比較的低い事も嬉しい点です。ニレウスを特によく見かける気がしますが、私はこの種は初めてみたかもしれません。

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      Trilobites

      2021/01/25

      普通のコレクターならロシア産だけで十分満足ですし、あえて状態の悪く高いスウェーデン産など関心はないかもしれませんが、個人的にはバルト海沿岸の広大なエリアに類似の種類が産出して、どの様な差が生じているのか興味深く思っており、少しずつ集めています。漆黒のノルウェー産は、以前MFが放出した時に無理して一つ入手しましたが、その後あとが続かないですね。

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