Acanthopyge sp.

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今や幻種となっている存在感のあるAcanthopyge haueriと同型の新種が発見され、市場に出てきたのが2010年頃でした。mdl-storeのブログでは、新産地Boulachghaleとされる地の近郊とされていますが、広域で地名が無い土地のようで、以前のA.haueriが産出したMrakibとは産出場所は違うけど、エリアとしてはMrakib近郊との事で、詳細な産地地図も提供頂きました。ただ、こちらで公開は控えますので、mdl-storeのブログ通りの情報で正しいようです。A.haueriと比較すると華奢で尾部の尾板が小さく、尾部の長い棘は熊手の様に下に伸びているのが特徴です。その棘を含め無数の粗い棘が疎らに存在しており、Hammi氏の剖出により、それらが温存されています。新産地でも完全体自体が極めて少数であり、その中で頬棘が残る個体は数えるほどしか存在していないと言われており、新種も幻種となる思われます。

(2024.3産地情報の記述を更新しました)

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    trilobite.person (orm)

    2023/09/01 - 編集済み

    これは、この前言っておられたO氏に注文していた標本ですかね。
    やはりこの種は、どうせ手に入れるならば両頬ありのハミープレップで欲しくなりますよね。全身を覆う顆粒が一部顆粒というより円錐になっているのが、最上級のプレップの証拠ですね。

    この標本には、右眼のやや下側に眼と同程度のサイズの突起があるように見えますが、これはなんなんでしょうね。

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      Trilobites

      2023/09/01 - 編集済み

      そうです!7月にやっと返済を終え、先日受取りに行って来た所でした。この種類は、どちらにしても高額になるので、Hammi氏の標本が欲しかったのですが、良い原石が相当少ない様で、中途半端な標本に手を出すくらいなら、待とうと決めていた種類でもありました。Hammi氏の手がけた本種は、他に「化石と私」のS氏くらいしか無いと思いますのが、そんな2体が日本にあり、同じ県にあるというのも不思議ですね。細長い柄に良く気が付かれましたね。本種は、眼が飛び出ていた可能性があり、この残された柄がその眼の一部でないかと思ったのですが、ハイポストマの一部が剥がれて見えているの方が正しそうです。

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    ktr

    2023/09/01 - 編集済み

    新種のほうは貧相で弱々しいような感じがしていましたが、この標本を見ると、まったくそんな印象はないですね。
    むしろ猛々しいといってもいいような……
    リカスのなかでも、ロシアのホプロリカスと対をなすような、異様な見た目だと思います。

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      Trilobites

      2023/09/02 - 編集済み

      貧相に見えるのは、ネット上にある多くの個体の棘が、大概短く欠損しているからなんだと思います。生存中に何らかの理由(多分他の生き物からの喰われ)で失い元に戻ってないからなんでしょうね。イカつい姿とは裏腹に生存競争では意外と劣勢だったのかも知れません。

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