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Ectillaenus giganteus
本種はフランスのほか、スペインやポルトガルでも産出する。
イベリア半島一帯から広く産出するといってもいいだろう。
私はあのへんのものはフランス産で集めたいと思っているので、手頃な標本が入手できたのはよかった。
それともうひとつ、この標本のいいところは、目の存在が確認できることだ。
だいたいにおいて自在頬が欠けている標本が多いので、いったい目があるのかないのか明確でなかったが、これを見てギガンテウスには目があることがはっきりした。
ちなみに、チェコで産出する近縁種の Ectillaenus katzeri だが、こちらは確かに目がないので、盲目三葉虫の仲間に入れてもいいだろう。
英国の Ectillaenus perovalis も調べてみたが、これは目があるのかないのかはっきりしなかった。
全長:61mm
Trilobites
2024/04/07 - 編集済みEctillaenusは、チェコ産でも眼が小さくて分からないだけなのかと思っていましたが、巨大化したイベリア半島やフランス産が分かりやすいだけなのかは気になりますね。
フランス産、私も所有してなかったのですが、良い質感の個体ですね。意外と数が少ないのか見かけませんね・
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ktr
2024/04/07チェコのは、頭がおむすび型で、チェコらしいというか、やっぱりちょっと変ってるな、という印象です。
まあ目のあるなしはともかく、自在頬はイレヌスには重要ですね。
これがないと、どちらが頭かお尻か分らなくなります。
フランス産のイレヌスは、出ることは出るのですが、状態があまりよくないのが多くて、今回買ったものでも品質的に上の部類に入ると思います。
trilobite.person (orm)
2024/04/07 - 編集済み同属のレベルで近縁なのに、ある種では眼があって、また別の種ではないというのは面白いですね。
手持ちの英国のE. perovalisを確認するに、小さいながらもsutureのへりの眼の位置に、この標本と同じような眼があるように見えます。
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ktr
2024/04/07そうですね、やっぱり種が違うと、けっこう大きな差異が出るようですね。
お持ちの E. perovalis を見てきました。
たしかに目があるように見えますね。
英国のものは、頭部よりも尾部のほうが大きいように見えますが、これも種差でしょうか。
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