Placoparia tournemini

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本種はイベリア半島一帯で広く産出する。
近縁種まで含めれば、チェコや英国、さらにモロッコでも多産するので、かなりの成功を収めた種類だといえる。

体制も一風変っていて、カクカクした感じの肋のある胸部や、弧を描くように丸まった尾部のトゲ、顆粒に覆われた目のない頭部など、一目でそれとわかるほど特徴的だ。

今回手に入れた標本は、小さいけれども色合いや質感がシックで、フランス産の美点がよく出ているように思う。

全長:22mm

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    Trilobites

    2024/05/25 - 編集済み

    仏産は状態が劣る事が多いですが、立体的な完全な保存状態なのが珍しいですね。いかにも化石標本らしい質感も良い感じです。

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      ktr

      2024/05/25

      私も質感に惹かれて購入しました。
      今のところこれが私の買ったフランス産の最後のものです。
      それ以降、いちおうチェックはしていますが、これといったものがなく、低迷しておりますね。
      セレノペルティスあたりが出てくれればいいんですけど。

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    trilobite.person (orm)

    2024/05/26 - 編集済み

    一見地味な系統の三葉虫ですが、節間の彫りの深さが印象的で面白いんですよね。かつて凝って、プラコパリアのセギウィッキィ、カンブリエンシスだのバランディだのを集めたのを思い出しました。こういった標本も、昔よリ見かけなくなりましたね。

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      ktr

      2024/05/26

      けっこうお持ちですね。
      この仲間は、どれもだいたい似たり寄ったりですけど、英国のセジウィッキだけは特別で、サイズも大きいし、尾部のトゲや肋の形などを見ても、むしろケイルルスに近いんじゃないかと思っています。

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