Ectillaenus giganteus
本種はフランスのほか、スペインやポルトガルでも産出する。
イベリア半島一帯から広く産出するといってもいいだろう。
私はあのへんのものはフランス産で集めたいと思っているので、手頃な標本が入手できたのはよかった。
それともうひとつ、この標本のいいところは、目の存在が確認できることだ。
だいたいにおいて自在頬が欠けている標本が多いので、いったい目があるのかないのか明確でなかったが、これを見てギガンテウスには目があることがはっきりした。
ちなみに、チェコで産出する近縁種の Ectillaenus katzeri だが、こちらは確かに目がないので、盲目三葉虫の仲間に入れてもいいだろう。
英国の Ectillaenus perovalis も調べてみたが、これは目があるのかないのかはっきりしなかった。
全長:61mm
Unknown
MORD
Bain de Bretagne, France
ktr