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Ectillaenus giganteus
本種はフランスのほか、スペインやポルトガルでも産出する。 イベリア半島一帯から広く産出するといってもいいだろう。 私はあのへんのものはフランス産で集めたいと思っているので、手頃な標本が入手できたのはよかった。 それともうひとつ、この標本のいいところは、目の存在が確認できることだ。 だいたいにおいて自在頬が欠けている標本が多いので、いったい目があるのかないのか明確でなかったが、これを見てギガンテウスには目があることがはっきりした。 ちなみに、チェコで産出する近縁種の Ectillaenus katzeri だが、こちらは確かに目がないので、盲目三葉虫の仲間に入れてもいいだろう。 英国の Ectillaenus perovalis も調べてみたが、これは目があるのかないのかはっきりしなかった。 全長:61mm
Unknown MORD Bain de Bretagne, Francektr
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Nobiliasaphus nobilis
バランドとブロンニャールとに導かれて、だいぶ前から気になっていたもの。 産地はフランスのレンヌの南にある St. Aubin des Château で、時代はオルドビス紀(Darriwilien)、本体サイズは65㎜。 これを購入したいきさつその他については LAB のほうにだいぶ書いたので、ここでは繰り返さない。 あれだけ騒いでおいてかんじんの標本を出さないのは不都合のような気がするので、とりあえず写真を撮ってアップすることにした。 こんなもので騒いでいたのか、とどうぞお笑いください。 私を惑わす元になったバランドの Opsimasaphus nobilis とブロンニャールの Ogygia guettardi の画像もついでにアップしておきます。
unknown ORD South of Rennes, St. Aubin des Chateau, Francektr