Flexicalymene retrorsa

0

いっときは何種類かもっていたカリメネも、いまではこの一種のみとなった。
同時期に買った標本が次々に散逸していく中で、これだけが残った理由は何だろうか?
それはおそらく、狭義のカリメネの形態的な要素のすべてが、このコンパクトな見本のなかに含まれるからではないかと思う。
私にとってはこのオハイオのカリメネこそが、カリメネの中のカリメネなのである。

カリメネの中のカリメネといえば、一般的には Calymene blumenbachi を指す。
しかし残念なことに私はそれを手に入れることができなかった。
そんなわけで、一般とは異なった、私だけのカリメネの典型として、このオハイオのカリメネは大切な存在となっている。

全長:35mm

Default
  • File

    Trilobites

    2024/03/29 - 編集済み

    色合いや質感がblumenbachiみたいですね。retrorsaは、もう少し薄い色合いが多い気がしますが、少し色合いが違うだけで印象が変わりますね。私も本種はカリメネの代表といって良いと思っており、基本的には1種1標本のスタンスでいるのですが、伸びた個体と完全に丸まった個体を所有して楽しんでいます。

    返信する
    • File

      ktr

      2024/03/30

      色合いはバックの色調に影響されるようで、最後の箱入りのがいちばん現物に近いです。
      これを初めて手に入れたときは、どう見ても何億年も前のものとは思えず、まるで奇蹟を見ているようでした。
      エンロールは三葉虫の醍醐味のひとつで、愛好家なら惹かれるはずなんですが、私はダメでした。
      いつのまにか延びた完全体至上主義者になってしまって、お恥ずかしい限りです。

      返信する
  • File

    trilobite.person (orm)

    2024/03/31 - 編集済み

    綺麗に伸びた標本で、色合い含め確かにブルメンバキっぽさがありますね。実際のところオハイオのカリメネは、カリメネの中でも、足すべき部分も引くべき部分もなく、見ていて癒されます。値段と満足度が比例しない種の好例ですね。

    返信する
    • File

      ktr

      2024/03/31

      C. blumenbachi はやはり別格ですね。
      blumenbachi との比較でいえば、同じシルル紀産ということで、celebra や niagarensis のほうが形としては近いと思いますが、しかし本種 retrorsa にしても、じゅうぶんにカリメネぽさはあるので、もうこのあたりで満足しておくのが分相応だと思うようになりました。

      返信する