ギニア/1969 チンパンジー【Wild Animals of the World Stamp Collection】

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【ギニア】
 西アフリカの、本州と同じぐらいの面積の国。大西洋沿いの西部は雨の多い熱帯で、東部は乾いたサバンナである。中部は平均標高900mの山地が拡がり、草原でおおわれている。南部の山地はけわしいが、高さは最高峰のニンバ山でも1752mにすぎない。ゾウ、カバ、ライオンも分布するが少ない。ウォーターバック、ハーデビースト、ジャイアントエランドをはじめレイヨウの種類が多いが、乾燥肉用に捕獲され、数が減った。

 ターザンと名づけられたギニア産のチンパンジーは、赤坊の頃から現地人に育てられ、言いつけられるとマーケットで食料や新聞の買物をするなど、大変りこうで、人々はびっくりさせた。ところが、成長するにつれ、荒々しい面も現われたので、パストリア生物研究所に預けられた。その後、雌をむかえ、子供が生まれたが、そうなっても昔の飼い主やその友人をよく覚えていて、訪ねると喜んだという。チンパンジーは高い知能の持主で、芸達者で人気物だが、雄の成獣はゴリラに似て人間よりはるかに腕力があり危険である。
 25f:立ち上ったターザン
 30f:バストリア研究所の入口とターザン
 75f:ターザンとその家族
100f:樹上に座るターザン

25,30,100fにターザン(TARZAN),75fにターザンと家族の表示が入っているが、特定の名前入りの動物切手は非常に珍しい。 

#切手

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