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赤道ギニア/1974 自然保護シリーズ(2)【Wild Animals of the World Stamp Collection】
●アミメキリン(キリン科) アフリカのサバンナに分布するが、赤道ギニアにはいない。妊娠期間は1年2,3ヵ月かかり、一頭生まれる。生まれたばかりでも高さは1.6~1.8m、数時間で歩きまわれる。頭のつのは生後1~2週間ではえ、3年で親になる。 ●チンパンジー(オラウータン科) アフリカ中部のジャングルがふるさと。雄は背たけが1.5~1.7m、体重が50kgほどだが、力は人間よりはるかに強い。20頭までの群れを作って暮らす。妊娠期間は7~8ヵ月で、一頭、まれに双子で生まれる。毎晩、巣を作りかえる。 ●ゲムズボックス(ウシ科) アフリカ南部のサバンナや半砂漠に数十頭の群れを作ってすむ。白と黒のしまもようの美しい大型のレイヨウで、大きな雄は肩の高さが1.2m、体重が200kgあり、まっすぐなつのは1mをこす。雌にも同じようなつのがあるが少し小さい。 ●ケープオグロヌー(ウシ科) 東アフリカと、南アフリカのサバンナにすむ。きみょうな姿の動物で、レイヨウのなかまだが、顔とつのはウシに、尾や体の後部はウマに似る。あごと首には長い毛があり、足は長く、走るスピードは速い。子は生まれるとすぐ立ち上がる。 #切手
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赤道ギニア/1974 自然保護シリーズ(1)【Wild Animals of the World Stamp Collection】
【赤道ギニア】 赤道の名が国名についているが、厳密には赤道は南のガボンを取っていて、赤道ギニアにはない。太平洋のビアフラ湾に面したアフリカ大陸の一部と、カメルーン沖のフェルナンドボー島が主な国土である。面積は2万8千k㎡で、九州よりも大分小さい。本土の中部から東は1200mの高原で、畑や草花が多く、森林は海岸地方とそれに続く丘が残るが、野生の大型動物は多くない。切手に描かれたような動物はほとんど分布しない。 ●ヒトコブラクダ(ラクダ科) インドからアフリカの乾燥地に飼育されている家畜で、野生種は絶滅した。1回に50ℓもの水を飲むことができ、後は水なしで過ごせる。鼻の穴を自由に閉じ、砂ぼこりが入るのを防ぐ。妊娠期間はほぼ1年で、ふつう一回に一頭生まれる。 ●オジロマングース(ジャコウネコ科) 北部と中部を除くアフリカのサバンナや、やぶ地に見られる。大型のマングースで。体長が60cmぐらいあり、尾はそれよりもやや短く、白い。群れは作らず。夜行性で昼間は茂みでじっとしている。カエルや爬虫類や卵などを食べる。 ●ライオン(ネコ科) アフリカの草原の主だが、赤道ギニアにはいない。一回にふつう数頭~6頭の子が生まれる。子には斑点が体や足にある。育児はもっぱら雌の役目で、グループの他の親の子でもめんどうを見るが、雄は無関心で、切手ような場面はない。 #切手
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キューバ/1978 ハバナ動物園の動物たち(2)【Wild Animals of the World Stamp Collection】
●キリン(キリン科) サハラ以南に分布し、各地で、斑紋ややつのの生え方が違うので、12の亜種に分けられている。そのうち切手のように、ひざから下に斑紋がないのはヌビアキリン、コルドファンキリン、ナイジェリアキリンだが、切手の図からは決定できない。 ●アフリカゾウ(ゾウ科) 大きな雄では体重が6tをこえる巨体になるが、動作はそんなにのろくなく、走る人より速い。ワシントン条約で野生ゾウの象牙の取引きは制限されたが、密猟は相変わらずあとをたたず、5年間で数万頭が殺された地域もあるという。 ●マンドリル(オナガザル科) カメルーン、赤道ギニア、ガボンの高地の森林のへりや岩山にすむ大型のサルで、雄は体長1m近く、体重50kgにもなる。雄には顔に6本の青い条がめだつ。10頭ほどの群を作る。 #切手
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キューバ/1978 ハバナ動物園の動物たち(1)【Wild Animals of the World Stamp Collection】
【キューバ】 西インド諸島のキューバは動物切手発行の多い国である。それらのうち鳥や海の生物などはほとんど自国の動物を描いているが、哺乳動物はキューバソレノドンなど特殊な一部の種類だけで、貧弱であり、そのためか、キューバ発行の哺乳動物には外国産が多い。今回のセットもその例で、アフリカのファウナ(動物相)と題して、アフリカの代表的な哺乳動物を取り上げている。オカピ、シロサイ、マンドリルは発行国が少ない切手である。 ●シロサイ(サイ科) 中央アフリカと南アフリカに離れて分布し、ふつうは2,3頭の家族で暮らす。口は幅が広く、クロサイのようにとがらず、草を食べるのに適している。サイの中では最も大きく、体長5m、体重が3.5t、つのも長いのは1.5mになる。 ●チータ(ネコ科) 最も足の速い動物の一つで、時速120kmも出せる。ただし、このスピードは長く続かないので、こっそりしのび寄るか、待ちぶせして襲いかかる。ヒョウに似るが、頭は小さく、斑点はヒョウのように数個がかたまらない。斑点は子では不鮮明。 ●オカピ(キリン科) ザイールの深いジャングルにすみ、夜行性で数も少ないため、発見されたのは20世紀になってから。最初はシマウマの一種と思われたが、ひづめは二つにわかれ、雄には短いつのがあり、キリンに近い。主に木の葉を食べる。背たけは2.5mほど。 #切手
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ソ連/1967 柔毛動物(2)【Wild Animals of the World Stamp Collection】
●ヨーロッパビーバー(ビーバー科) ヨーロッパからアジア中北部の水辺にすむ。上毛は荒くて長いが、それを抜くと上質の毛皮がとれる。尾はへん平で、毛は泣くうろこ状。泳ぐ時は、それをかじやオールのように使い、地上で立つ時には、それでささえる。 ●オコジョ(イタチ科) 北半球の中北部に広く分布する。夏の間は背がかっ色で、下面は白色だが、冬は尾の先を除き真っ白に変わる。昼間も出歩き、人をあまり恐れないので、眼につきやすい。ピョンピョンはねるように移動する。体長は20~30cm。尾はその半分ぐらい。 ●クロテン(イタチ科) ユーラシア大陸の中北部森林にすみ、北海道にも分布。毛皮は良質で、セーブルの名で取引きされる。第二次大戦後モスクワ動物園で初めて養殖が成功した。行動範囲は広く、主に肉食性だが、木の実や芽や樹皮も食べる。体長は50cmになる。 ●ミンク(イタチ科) 本来はアメリカは産地だったが、現在はほとんど養殖されたミンクから毛皮をとる。最高級の毛皮の一つで、世界中で千万近くが飼育されている。水辺を好み、泳ぎがうまい。大食で1日に体重の5分の1くらい食べる。体長30~55cm。 #切手
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ソ連/1967 柔毛動物(1)【Wild Animals of the World Stamp Collection】
【ソ連】 国土の大半が寒帯か亜熱帯で、冬は寒くて長い。ソ連では防寒用に毛皮がかかせない。今日ではミンクやギンギツネなど飼育される動物の毛皮も多いが、野生のキツネやイタチ科の動物も利用されている。本セットはそうした動物のうち代表的な種類を取りあげて発行された。ソ連の毛皮獣はこのほかアナグマ、ノウサギ、マーモット、リス、マツテン、オオヤマネコなど15種以上あり、レーニングラードには大きな毛皮市場がある。 ●ホッキョクギツネ(イヌ科) 北極周辺のツンドラ地帯にすむ。夏は背がかっ色を帯びるが。冬は全身が白色か切手のように青灰色になる。キツネより花が短く、耳も小さく、足の裏にも毛がある。寒さには強く氷点下50度にも耐える。夏には果実や海草も食べる。 ●ギンギツネ(イヌ科) キツネの毛皮の変わりもの。野生のはめったに見られないが、19世紀の終り頃飼育が成功し、第二次世界大戦の前はさかんに養殖され、アメリカだけでも毎年35万枚の毛皮が生産された。戦後はミンクの方に流行が移ったため飼育がへった。 ●キツネ(イヌ科) 北アフリカから寒帯にいたるまで北半球に広く分布するが、地域によって大きさや毛の色に差がある。ウサギ、ネズミ、昆虫などの動物を捕食する以外に果実なども食べる。雌と雄で行動し、子供は親と半年近く一緒に暮らす。体長60~90cm。 #切手
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ソ連/1974 モスクワ低地耕作会議(2)【Wild Animals of the World Stamp Collection】
●ロシアデスマン(モグラ科) 見るからにきみょうな姿をした小動物。水かきがあり、泳ぎや水にもぐることがたくみで、長い鼻を使い水底をさぐり、貝やエビや魚などを捕食する。ソ連西部の川や湖や沼の岸に、出入口が水中にある巣を作る。体調は20cmほど。 ●オットセイ(アシカ科) 夏から秋にはアメリカのプリビロフ諸島やソ連のコマンドルスキー諸島で繁殖し、冬から春にかけて北太平洋を回遊する。毛皮が優良なため、かつては乱獲あれたが、現在では3~4才の雄を中心に一定量が捕獲される。雄は体長1.8m~2.5m。 ●ホッキョククジラ(セミクジラ科) 北極海にすむヒゲクジラの類で、まれに日本の沿岸にも迷いこむ。頭が体の1/3を占め、ずんぐりとして泳ぎもゆっくりだが、千mももぐり、1mくらいの厚さの氷を割って進むという。口もとに大きな白斑がある。体長は15~21m。 #切手
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ソ連/1974 モスクワ低地耕作会議(1)【Wild Animals of the World Stamp Collection】
【ソ連】 ヨーロッパに接した西部からベーリング海峡までの東西の長さ11,000km、面積は世界第一位で、全陸地の7分の1もある大国。北極海に沿ったツンドラ地帯から、針葉樹の大森林タイガ、落葉広葉樹林帯、草原のステップ地帯をへて、中央アジアの乾燥地にいたる広大で多様な自然に動物の種類も多い。最高峰はパミール高原にそびえる標高7,495mのコムニズム峰。一方、バイカル湖は最大深度1,742mの世界で最も深い湖であり、とじこめられたアザラシがすむ。 ●サイガ(ウシ科) 中央アジアの草原に群れをなすレイヨウの一種。鼻が大きくふくらんでいるのが特徴。その中は毛でおおわれ、ほこりっぽい乾いた空気をきれいにして肺に送る。一時は千頭くらいに減ったが、保護され、2百万頭にも回復した。体長は1.4mほど。 ●モウコノウマ(ウマ科) ウマ科では現存する唯一の純粋の野生種で、国際保護動物。ユーラシア大陸の各地にいたが、現在では、野生のアルタイ山脈の南方などに100頭足らず残るにすぎない。たてがみは15cmと短く、垂れない。体長1.8~2m。体高1.3mくらい。 #切手 ■Twitter https://mobile.twitter.com/nLiqdpKI2RDGIuY/status/1249823781888995330
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中央アフリカ/1978 危機に瀬した動物たち(2)【Wild Animals of the World Stamp Collection】
●ヒョウ(ネコ科) ライオンと異なり単独で行動し、動作は敏しょう。足音をたてないで忍び寄ったり、待伏せしたり、樹上から飛び降りて襲いかかる。ジャンプ力もすぐれ、2.5mの高さを飛びこえる。倒した大きな動物は木の上に運びあげ、何日もかかって食べる。 ●アフリカゾウ(ゾウ科) 現地では、陸上最大の動物で、体重が10tを超す個体の記録がある。その体を維持するためには、一日200kg以上の植物を食べなければならない。かつては、乾期に水と食物を求めて大移動ぢていたが、現在は保護地に閉じ込められている。 ●ローランドゴリラ(オラウータン科) アフリカの中部の森林地帯に10頭内外の群れですむ。見かけは恐ろしく、力も強いが、草食性で驚かしたり、なわ張りをおかさない限り、おとなしい。樹上で一夜の巣を作る。寝起きは悪く、巣の中で一時間以上も、もそもそする。 #切手 ■Twitter https://mobile.twitter.com/nLiqdpKI2RDGIuY/status/1247635991692587008
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中央アフリカ/1978 危機に瀬した動物たち(1)【Wild Animals of the World Stamp Collection】
【中央アフリカ】 名の通り、アフリカ中央部に位置する。海から遠く離れた内陸国で、国土の大半は高さ600~900mの高原だが、赤道に近く、暑い。南はコンゴ川の主要な支流であるウバンギ川の流域で、深い熱帯雨林におおわれ、ローランドゴリラやチンパンジーをはじめとするサル類や森林棲の動物に富む。川にはワニ、カバも多い。一方、北部は乾燥したサバンナで、各種のレイヨウ、キリンやクロサイが見られ、ハイエナが多く、ライオンも棲息する。 ●クロサイ(サイ科) サハラ以南のアフリカに分布するが、東アフリカに比較的多い。雄は単独で暮らし、気が荒い。木の芽や小枝や草を食べ、刺があっても平気である。体は厚い皮ふでおおわれ、毛は耳としりの先に目立つだけ。口先はとがっている。重さは1~1.8t。 ●アフリカクチナガワニ(クロコダイル科) アフリカの西部から中部に分布。主に淡水にすむが、海岸で見られることもある。口先は細長く、東南アジアのガビアルに似る。魚が主食で、長い口は魚を横からくわえるのに適している。全長4mほど。切手は若い個体。 ●アミメキリン(キリン科) 東アフリカに普通に見られる亜種。1頭の雄と2,3頭の雌に、その子などと小さな群を作る。繁殖期には雄同士が首を打ちつけて闘う。雄雌が愛情を表現する時も、首をからませる。長い首は特異だが、骨の数は7個で、人と同じ。 #切手
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赤道ギニア/1974 自然保護シリーズ(2)【Wild Animals of the World Stamp Collection】
●オオカンガルー(カンガルー科) 東部と西南部に分布し、平原からやぶ地や明るい森林にすむ大群を作り、草食性で主に明方と夕方に採食する。ジャンプ力にすぐれ、普通は1.5~3mをはねるが、急ぐ時は5~7mも飛ぶ。体長1~1.5m。尾は1mぐらい。 ●カオグロキノボリカンガルー(カンガルー科) 北西部の山地の森林にすむが数は多くない。樹上で暮らすカンガルーで、爪と腕を使い木を登り降りする。地上ではカンガルーのように動くが、動作はのろい。えさは木の葉や果実。体長50cmほどで、尾もほぼ同じ。 ●フクロオオカミ(フクロネコ科) タスマニアに分布オオカミのような体型だが、尾は太く、自由に曲がらない。平原や森林にすみ、夜行性で、有袋類中最大の肉食獣。羊を襲ったため、政府が捕殺を奨励し、絶滅寸前になり、やっと保護された。体長1m、尾は50cm。 #切手
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赤道ギニア/1974 自然保護シリーズ(1)【Wild Animals of the World Stamp Collection】
【赤道ギニア】 西アフリカの小国で、1968年スペインから独立した後、動物切手を続々と発行している。その多くは自国とは関係のない動物である。今回のセットも、全てオーストラリア産の動物を描く。有袋類はオーストラリア以外では南米、北部の一部、ニューギニアとその周辺の島にいるのみ。古い型のほ乳類で、かつてはその他の大陸にも分布した。さまざまな形が見られるが、いずれも子は非常に小さく生まれ、母親のおなかの袋のなかで育つ。 ●ディンゴ(イヌ科) オーストラリアの野生犬で、有袋類ではない。その起源については、先住民が連れて行ったのが逃げ出し野生化したとの説が有力である。夜間、単独あるいは家族で行動し、カンガルーなどを襲う。犬のようにワンワンほえない。体長1mくらい。 ●オオフクロウネコ(フクロネコ科) 東部とタスマニア島の海岸から山地にかけての森林にすむ。主として夜行性で、単独で行動する。木に登る肉食有袋類としては最もどう猛。口にくわえているのはミカズキインコ。体長40~75cmで、尾はそれよりやや短い。 ●コアラ(クスクス科) オーストラリア産で最も人気のある動物だが、現地以外ではアメリカの2つの動物園にしかいない。南東部のユーカリ林にすみ、ユーカリをエサにしている。主に樹上で暮らし、地上に降りると、動作はにぶい。体長60~85cm。尾はほとんどない。 ●タスマニアンデビル(フクロネコ科) 現存するのはタスマニア島のみ。昼間は岩穴や自ら掘った穴にひそみ、夜活動する。尾は長いがクマに似た肉食獣で、あごと歯は強く、骨もかみ砕く。カンガルーから鳥、魚、カエルや死体も食べる。体長50~80cm。 #切手
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ハンガリー/1977 熊シリーズ【Wild Animals of the World Stamp Collection】
【ハンガリー】 動物切手を最も多く出している国の一つがハンガリーである。テーマを決めたセットで毎回発行されるが、今回の配布は"熊"がテーマである、低額の3種は問題なくクマ科であるが、高額の2種レッサーパンダとジャイアントパンダは、現在、アライグマ科所属させる学者が多い。中国ではレッサーパンダをアライグマ科、ジャイアントパンダは大熊猫科とする。ただ、発見者のダビット神父は、ジャイアントパンダをクマ科と見ていた。 ●ヒマラヤグマ(クマ科) 日本のツキノワグマび原亜種で、ヒマラヤから東アジアに分布する。ニホンツキノワグマに較べてひと回り大きく、身長は2mになり、胸の三ヶ月状の白斑も大きい。ほほの長毛、鼻づらとほほの淡かっ色の部分も特徴。木登りがうまい。 ●ホッキョクグマ(クマ科) 北極周辺の海辺や氷上にすむ大きなクマで、雄は体長が2mを超える。繁殖期以外は雌雄別々に暮らす。冬眠はしないが、出産時には雪の中に巣穴を作る。魚からアザラシ。海鳥やその卵、トナカイなどを捕食し、海草なども食べる。 ●ヒグマ(クマ科) 北半球の暖帯から寒帯に広く分布し、各地で形態がが異なり、亜種にわけらえている。日本のエゾヒグマもその一つで体長は2mもあるが、ヒグマは小柄な方で、アラスカヒグマは2.8mに達する。水泳はたくみだが、成獣は木登りが苦手。 ●レッサーパンダ(アライグマ科) ふさふさした長い尾があり、パンダの仲間に見えないが、歯の形、ほほ肉の位置や手のひらのこぶ(掌球)などが共通する。パンダと違って爪がネコのように出し入れできる。ヒマラヤ~中国に分布。夜活動し、何でも食べる。 ●ジャイアントパンダ(アライグマ科) 中国西部の山地に住む世界的な珍獣。体型はクマに似るが、歯の数は2本少ない40本で、手のひらに掌球があり、尾の下に臭いを出す分泌腺があるなどの点や歯の形で異なる。食物は竹が大好物。成獣は体長が1.5mほどになる。 #切手
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日本/1974 自然保護シリーズ【Wild Animals of the World Stamp Collection】
●イリオモテヤマネコ(ネコ科) 沖縄の西表島の特産種で、天然記念物。今世紀に発見された数少ない獣の一つで、1965年に発表された。胴長で耳が丸く、瞳孔は明所でも絞まず、歩行中も爪を出すなどの特徴があり、頭骨は原始的なネコ科の形を留める頭胴長は60cm。 ●アマミノクロウサギ(ウサギ科) 数千万年前のウサギと似る原始的なウサギで、耳が短く、爪は長くて鋭く、毛はかたい。奄美大島と徳之島の産地にすみ、夜行性で、昼間は巣穴で眠る。棲息地の森林が切られ。数が減った。特別天然記念物で国際保護動物。 ●オガサワラオオコウモリ(オオコウモリ科) 小笠原群島と硫黄列島に固有の天然記念物。普通のコウモリと違い体長は20数センチもあり、耳が小さく目が大きく、有視界飛行する。昼間は集団で、枝にぶら下がって休み、夕方からエサの果実や花の蜜をさがしに飛び立つ。 ●ニホンカワウソ(イタチ科) かつて北海道から九州に広くいたが、毛皮用の狩猟、川の汚染、開発により、明治以降激減。現在では四国に数頭残存するのみ。大陸のオオカワウソより小型で、全長1~1.3m、眼の間が広く、口先が短い。海辺にもすむ。特別天然記念物。 #切手
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モンゴル/1974 禁猟地の動物(2)【Wild Animals of the World Stamp Collection】
●ヒメセグロカモメ(カモメ科) カモメと聞けば海を思い浮かべるが、内陸にもいる。本種はヨーロッパからアジアに広く見られ、時には北アメリカにも渡る。オオセグロカモメに似るが、やや小型で、大きさ50cmくらい。脚は黄色だが冬は肉色に変わるのもいる。 ●オオノロ(シカ科) いぼ状の突起でおおわれたつのが雄にはある。オオノロはヨーロッパ産のノロの亜種で、中央アジアからシベリアに分布し、ヨーロッパ産より大きく、肩の高さは90cmほど。鼻先は同様に黒い、。憶病で逃げ足は速い。雄は犬の遠ぼえのように鳴く。 ●アルガリ(ウシ科) ヒツジの野生種の中では最大で、大きな雄の体長は2m、つのも2m近くになる。パミール高原からモンゴルに分布し、山岳の荒れ地にすみ、秋の繁殖期以外は、雄は群れとは別に暮らす。雄はのどから胸にかけて長い毛があるが雌にはない。 #切手
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