赤道ギニア/1974 自然保護シリーズ(1)【Wild Animals of the World Stamp Collection】

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【赤道ギニア】
 赤道の名が国名についているが、厳密には赤道は南のガボンを取っていて、赤道ギニアにはない。太平洋のビアフラ湾に面したアフリカ大陸の一部と、カメルーン沖のフェルナンドボー島が主な国土である。面積は2万8千k㎡で、九州よりも大分小さい。本土の中部から東は1200mの高原で、畑や草花が多く、森林は海岸地方とそれに続く丘が残るが、野生の大型動物は多くない。切手に描かれたような動物はほとんど分布しない。

●ヒトコブラクダ(ラクダ科)
インドからアフリカの乾燥地に飼育されている家畜で、野生種は絶滅した。1回に50ℓもの水を飲むことができ、後は水なしで過ごせる。鼻の穴を自由に閉じ、砂ぼこりが入るのを防ぐ。妊娠期間はほぼ1年で、ふつう一回に一頭生まれる。

●オジロマングース(ジャコウネコ科)
北部と中部を除くアフリカのサバンナや、やぶ地に見られる。大型のマングースで。体長が60cmぐらいあり、尾はそれよりもやや短く、白い。群れは作らず。夜行性で昼間は茂みでじっとしている。カエルや爬虫類や卵などを食べる。

●ライオン(ネコ科)
アフリカの草原の主だが、赤道ギニアにはいない。一回にふつう数頭~6頭の子が生まれる。子には斑点が体や足にある。育児はもっぱら雌の役目で、グループの他の親の子でもめんどうを見るが、雄は無関心で、切手ような場面はない。

#切手

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