(C876-877)近代美術シリーズ 第11集 初日カバーコレクション

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発行日 1981.11.27

 「一葉」は鏑木清方(1878~1972)の、昭和15年の作品で、掛物である。清方は近代日本画壇における美人画の大家と言われる。昭和46年の切手趣味週間には、彼の「築地明石町」が切手になった。

 「麗子像」は岸田劉生(1891~1929)の、大正10年の作品である。劉生は白馬会で黒田清輝の指導を受け、一覧の「麗子像」を描いた。昭和48年切手趣味週間にも、「麗子住吉詣之立像」が取り上げられた。

※1981年当初の説明です。

額面・種類 
  60円 2種
図案    
  ①一葉
  ②麗子像
原画構成者  
  ①②菊池 吉晃
版式・刷印 
  ①グラビア6色
  ②グラビア4色 凹版1色
印面寸法  
  ①②よこ30×たて48ミリのたて型
シート   
  ①②よこ5×たて4=20面構成
発行数   
  ①②2,700万枚

#切手
#初日カバー
#FDC
#近代美術シリーズ

■鏑木清方肖像画カバー
https://muuseo.com/stamp_collection/items/178

■切手趣味週間「築地明石町」
https://muuseo.com/stamp_collection/items/207

■岸田劉生肖像画カバー
https://muuseo.com/stamp_collection/items/133

■切手趣味週間「麗子住吉詣之立像」
https://muuseo.com/stamp_collection/items/261

鏑木清方≪一 葉≫(1940年) 「近代美術シリーズ初日カバー」
鏑木清方 明治11年(1878)8月31日、東京日日新聞の創設者の一人條野採菊の子として、東京に生まれる。本名健一。明治24年水野年方も入門し、日本絵画協会展や同志と共に結成した鳥合会に出品、また父採菊が東京日日新聞から分かれて。やまと新聞を創刊した関係で新聞・雑誌の挿絵を多く描いた。明治42年第3回文展に「鏡」が初入選、依頼受賞を重ねるとともに文展・帝展を中心に「墨田河舟遊」(大正3年)、「黒髪」(大正6年)、「ためさるる日」(大正7年)、「朝涼」(大正14年)などを発表、さらに昭和2年第8回帝展の「築地明石町」が手国美術院賞を受賞して、美人画家としての名声を不動のものとした。清方自身、江戸末期の風俗や江戸の面影を残す明治初期の東京下町の風俗こよなく愛したが、作風も優美で艶麗な描線と色彩により、浮世絵の伝統を近代によみがえらせたものといえよう。ほかに「三遊亭円朝像」(昭和5年)、「一葉」(昭和15年)など肖像画の秀作も多い。昭和4年帝国美術院会員となり、昭和29年文化勲章を受章した。昭和47年3月2日、東京で歿した。95歳。 #近代美術シリーズ #切手 #初日カバー #FDC ■築地明石町 https://muuseo.com/stamp_collection/items/207
https://muuseo.com/stamp_collection/items/178
(C583)1971年 切手趣味週間 鏑木清方画「築地明石町」 初日カバーコレクション初日カバー
昭和46年4月20日発行 図柄は、鏑木清隆画「築地明石町」です。 鏑木 清方(かぶらき きよかた、1878年(明治11年)8月31日 - 1972年(昭和47年)3月2日)は、明治~昭和期の浮世絵師、日本画家である。 「築地明石町」は清方49歳の作品で、抜けるような白い肌、黒の羽織の袖を胸高に合わせて、振り返るおんなの姿態の、日本のおんなでなくては持ち合わせていない美しさを描いた傑作です。 #切手 #初日カバー #FDC #切手趣味週間 ■鏑木清方の肖像画 https://muuseo.com/stamp_collection/items/178
https://muuseo.com/stamp_collection/items/207
岸田劉生≪麗子微笑≫(1921年) 「近代美術シリーズ初日カバー」
岸田劉生 明治24年(1891)6月23日、明治期の先覚者の一人で水目薬などの製造販売を営んでいた精錡水本舗岸田吟香の四男として、東京に生まれる。明治41年白馬会研究所にはいり黒田清輝に師事して油絵を学んだが、同44年雑誌「白樺」でゴッホ、ゴーギャン、ルノワール、セザンヌなどを知り、その影響を受けるとともに、武者小路実篤ら「白樺」同人と親交を結んだ。明治45年新しい時代の絵画を目指すヒョウザン会の結成に参加した。大正3年ごろから一転して「絵画の妻」「南瓜を持てる女」などのように、北欧ルネッサンス風の細密描写を試み、つづいて同4年木村荘八、中川一政らと草土社を結成して、その中心的画家として活躍した。つねに実写の追求しながら独自の作風を展開したが、草土社展を中心に「切通しの写生」(大正5年)、「静物(湯呑と茶碗と林檎三つ)」(大正6年)など近代洋画史上に残る傑作を発表している。大正7年から娘麗子をモデルに数多くの麗子像を描き、晩年は日本画にも手を染めた。大正11年春陽会に客員として参加したが、昭和4年12月20日旅行先の山口県徳山市でわずか38歳で急逝した。 #近代美術シリーズ #切手 #初日カバー #FDC ■岸田劉生画「住吉詣」 https://muuseo.com/stamp_collection/items/261
https://muuseo.com/stamp_collection/items/133
(C623)1973年 切手趣味週間 岸田劉生画「住吉詣」初日カバーコレクション
発行日 1973.4.20  岸田劉生(1891~1929)は東京に生まれ。はじめ白馬会葵橋研究所に学び、1912年(大正1)フューザン会を起こし。既成画壇に反発するのろしをあげた。ついでデューラーの感化から細密描画に向かい、その後初期肉筆浮世絵、宋元画の様式を取り入れた画風に移り、南画にも親しんだ。「住吉詣」は、1917年娘の麗子をモデルとして描いた。一連の<麗子シリーズ>の内の代表作の1枚である。 ※1973年当初の説明です。 額面・種類    20円 1種 図案       岸田劉生画「住吉詣」 原画構成者    久野 実 版式・刷印    グラビア 6色 印面寸法     よこ27×たて48ミリのたて型 シート      よこ5×たて4=20面構成 発行数   5,000枚 #切手 #初日カバー #FDC #切手趣味週間 ■岸田劉生肖像画カバー https://muuseo.com/stamp_collection/items/133
https://muuseo.com/stamp_collection/items/261

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